児童虐待の実態を知るために市川児童相談所へ大崎ゆうすけ県議(船橋)と視察に行ってきました。児童相談所とは、18歳未満の児童に関する様々な問題について、児童の最善の利益を図るために、児童や保護者に適した援助や指導を行う行政機関。千葉県内には6箇所の児童相談所があります。

市川児童相談所の所長より、各児童相談所の担当する地域の状況や、児童相談所の組織(職員配置)、児童相談所の設置・各課の職務、相談にどのように対応しているか(相談の流れ)、相談内容の種類、児童相談所の支援内容などのご説明をして頂きました。

昨今、”しつけ”と称して虐待をしていたなどと報道されていますが、”しつけ”と”虐待”の境界線について質問をしたところ、子供の目線で考えて判断していますとのことでした。子供の目線で、痛い、苦しい、辛いなどの様子であれば保護者がしつけと称しても虐待と判断をして対応しているとのことで、この素晴らしい対応に感服しました。

市川児童相談所の一時保護の定員は20名ですが、現在は24名を保護をしているとのこと。こちらの一時保護施設の方も見学をさせて頂き、生活をしている様子や、お部屋、プレイルーム、学習室などを見学しました。また、相談所は24時間体制で、通報等の対応に夜間の職員は現在4名、本来5~6名の常駐が理想とのことで、夜間職員が足りていない状況とのことでした。

実際に施設を見学をさせて頂き、職員の方のお話を聞くことで多くの気づきがありました。自分のイメージと実際には随分と隔たりがあることも分かり、とても貴重な視察内容でした。抵抗できない子供への虐待は絶対に許せません。今回の視察を踏まえて、児童虐待防止に向けた取り組みを積極的にしていきたいと思います。


市川児童相談所


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