今定例会で重要な議案としてあげられているのが図書館の指定管理制度の導入。指定管理者制度とは、官民パートナーシップによる公共サービスの民間開放、つまり民間運営といわれるもの。本市は市内に4館の図書館がありますが、現在改装中の西図書館は市が直営、他3館(中央図書館、東図書館、北図書館)は直営ではなく民間運営というもの。

本件について議会や市民の方々より賛否両論ありました。図書館の指定管理について、武雄市図書館(通称TSUTAYA図書館)の選書問題が記憶に新しいと思います。2015年8月、約1万冊の中古本をグループ企業の中古書店から調達し、蔵書していたことが発覚。各報道で大きく報じられ話題となりました。このような問題から図書館の指定管理には賛否があり、各自治体において議論を呼んでいるのが現状です。

図書館の民間運営において様々な懸念事項があげられますが、一番大事なことは市民の皆様にとってどれだけの利便性の向上が見込めるか。例えば、開館時間の大幅な延長や休館日の見直し、企画イベントの開催、レファレンスサービス(調べ物相談・調査)、施設の改善など指定管理者制度の導入(民間運営)で市民サービスの向上が見込めます。

私も先週に近隣他市の指定管理者制度の導入の図書館(市川駅南口図書館八千代市立中央図書館流山市森の図書館)、定評のある直営の浦安市立図書館を視察してきました。本市の図書館と比べると同じ図書館なのにこれだけサービスや施設に雲泥の差があるのかと思った次第です。船橋市北図書館(二和向台駅前)に行かれる方、ぜひ上記の図書館に行かれてみてください。本紙で説明をしなくても肌身で実感して頂けると思います。本議案の審査は3月16日(水)の文教委員会にて行われます。

浦安市立図書館。
浦安市立図書館

浦安市立図書館。開館前に多くの人が並んでました。
浦安市立図書館2

市川駅南口図書館
市川市南口図書館2

市川駅南口図書館。市川駅前の高層マンション内にあります。
市川市南口図書館

八千代市立中央図書館
八千代市立図書館2

八千代市立中央図書館。学生さんが多かったのが印象です。
八千代市立図書館

流山市森の図書館
流山市モ森の図書館

流山市森の図書館。ホント森の中にありました。
流山市森の図書館2