ニュース等で、悪ふざけの様子をスマホで撮りネットに投稿するなど不適切な動画をめぐっては、バイトテロと称し社会問題となっています。不適切な動画によって、企業の信用が低下するなど深刻な状況であり、より一層、ネット利用時のモラルやマナーの教養に時間を要する必要があります。同時に、教える側も学ぶことが重要視されます。

7日、青少年の育成を目的とした青少年協議会が開催され、委員である私も出席しました。この協議会では、これまでの主な議題として、「青少年問題の現状と課題」について取り上げ、ここ最近では、「スマホを使ったネット依存やトラブル」などについて取り上げられ、防止策や対応策について話し合いが行われてきました。

船橋市では、市内の小中学校を対象に、情報モラル教育を行っています。携帯電話会社などの各諸団体、警察やボランティアの外部講師を招聘の他、学校担任によって実施されています。また、学年ごとに教育のねらいも定められています。小学4年では「個人情報の重要性や意味を理解する」、小学6年では「ネット上の法を守る」、さらに中学3年になると「トラブルに遭遇したとき、主体的に解決を図る」などとされていますが、子ども達はこれらの内容を理解できているのでしょうか。大人でもハードルが高い教育内容であるといえます。そこで、理解を確認するためにも、アンケート実施や話し合いなどの場を設けるなど、本当に効果があったのか教育の効果を検証する必要があります。

子ども達は、大人顔負けにネットを使いこなしていますが、ルールやマナー、トラブル対応などは身についていません。便利な道具は諸刃の剣です。時には害を被ることもあります。車も同じで、安全運転なら便利ですが、交通ルールを守らなければ死にもつながります。このことから、両面を理解することが非常に重要だと思います。

15日から任期最後の議会が始まります。市民の目線で、市民の感覚で、是々非々で判断するとともに、任期を全うするよう努めて参ります。