突然、訪問してきた警察官を本物かどうか疑わなければならなくなるような、信じられない事件がおきました。特殊詐欺情報を使って一千万円を搾取したとして15日、京都府警の巡査が逮捕されました。銀行に訪れた男性が、高額の預金を下ろそうとしたことで、詐欺被害を疑った銀行が警察に通報。その情報を得た交番勤務の警官が現金を預かるなどの虚偽説明をして詐取した疑いです。最近は、注意喚起をするふりをしながら現金をだまし取るという手口が横行しているなか、本当にあり得ないことであり、自分の身は自分で守らなければいけないことが大切だと思います。

特殊詐欺被害対策について13日、一般質問を行いました。 本市における現在の被害状況ですが、4月末現在、県内ワースト3位まで改善され被害件数が大きく減少しています。様々な啓発活動に加えて、詐欺対策電話機購入費の一部を補助する補助事業などの効果によるものですが、被害件数がゼロになったわけではありません。詐欺被害に遭わないためには電話に出ないことが最も効果的です。電話帳など普段から電話を受ける番号だけを着信許可にすることで、それ以外の番号からは自動着信拒否、犯人側と接触せずに防ぐことができます。

最近、市民の方から詐欺被害に遭いそうになったとの声が寄せられました。市役所職員を語り、累積医療費の還付手続きをしたいから銀行口座を教えて欲しいといった内容でしたが、会話の途中で詐欺だと気付いたことと、着信が03から始まる市外局番であったことから未然に防ぐことができました。今回のケースから言えるのは、発信者番号通知に表示された番号が一目で船橋市役所からなのか判別できことが重要だと思います。

そこで、市役所からの電話であると一目でわかるように電話番号を語呂合わせなど、着信番号表示で判別ができるよう対応するのはいかがと質問しましたが、物理的に難しいとのことでした。そして、電話がかかってきた時に着信番号が表示される機能を使われていない市民の方も多くいるとのことでした。着信番号が表示される機器を持っている方には着信許可の設定方法の周知や設定サポートなどの対応をし、持っていない方には、必要性を周知するなど万全な対策を取るべきだということを強く要望しました。