二和向台駅前にある私の事務所において11月4日、前内閣総理大臣の野田佳彦衆議院議員をお招きして、議会報告を開催させて頂きました。日曜日のお忙しい中にもかかわらず、多くの方にお越しいただきました。お陰様で無事に開催することができました。ご参加いただきました皆様には、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 本チラシで何度も取り上げてきました、船橋市は振り込め詐欺被害が千葉県内ワースト上位であり、最悪の状況が続いています。被害件数を減少させるため、全国の対策を調べていたところ、振り込め詐欺認知件数が全国一少ないのは宮崎県ということがわかりました。地方では、方言の難しさ故に、方言を用いた取り組みを行なっていますが、防犯と方言は関係ないということでした。そこで、どのような取り組みを行っているのか、11月12日、宮崎県に視察へ行ってきました。

 今年9月末時点の被害件数では、船橋市の被害は148件、宮崎県は13件と被害件数の少なさが顕著です。

 主な対策として、「犯人からの電話を取らない」、「電話に出ても騙されない」、「社会全体で水際対策」などを行っており、特に警察官が自ら地元の集会に出向いて講話を行い、1人でも多くの方に当事者意識を持ってもらうことに力を入れていました。また、船橋市が行なっている迷惑防止機器購入の補助制度のようなものはなく、これらの機器を県民自ら自費で購入をしているなどから、詐欺被害に対する意識の高さが伺えました。

 また、架空請求詐欺の被害相談も増えているようです。被害が拡大する数年前から取り組んでいることで、全国的に相談件数が増えている中、宮崎県は減少傾向にあります。送られてくる架空請求ハガキの現物を知ってもらうために、実際に送られてきたハガキの回覧や、現物を拡大コピーして、ショッピングモールや、庁舎内に貼り出すなど、相談しやすい体制に力を入れていました。その結果、被害の未然防止につながっていると考えられます。

 本市においても、昨年度から被害相談件数が増えています。振り込め詐欺のように、被害が拡大する前に、未然に防いでいく必要があると思います。11月16日から議会が始まりますが、被害拡大を防ぐための対策をしっかりと提言して参ります。