買い物不便の解消

小室地域周辺には、駅前のコンビニ、スーパーマーケット、小売店など、食料品や日用品を購入できるお店が3店ありましたが、昨年スーパーマーケットが閉店したことで、買い物する場所がなくなってしまい、現在まとまった買い物をするには千葉ニュータウンなど市外に出なければならず、買い物が億劫で非常に不便な状況となっています。

船橋市の「宅配ガイドマップ」

船橋市では、買い物に困難を感じている高齢者の方を支援する目的で、宅配を行っている市内の店舗を掲載した「地域のお店 宅配ガイドマップ」を発行しています。

 船橋市内を5ブロックに分け、食用品や日用品など取扱商品別に、家の近くで配達サービスを行なっている店舗情報を地区別に掲載しています。内容も非常に見やすく、電話一本で買い物ができる非常に便利な冊子ですので、ご自宅に一冊置いておくと役立ちます。

▼「宅配ガイドマップ」のダウンロード
船橋市宅配ガイドマップ

▶︎詳しくは「地域のお店 宅配ガイドマップ」を発行しましたをご覧ください。

以下の場所に置いてあるのと、市役所に電話するとご自宅まで郵送もしてもらえますが、現状「宅配ガイドマップ」の内容をほとんどの方がご存知でありません。
(配架場所)
市役所本庁舎、船橋駅前フェイスビル5階、各出張所・公民館等。

「日常の買い物に不便」と感じている高齢者の割合17.1%

平成27年経産省がまとめた買物弱者問題に関する調査結果では、全国の買物弱者数は約700万人と推計され、「日常の買い物に不便」と感じている高齢者の割合17.1%。今後都市部などでも顕在化することが予測されています。

インターネットの活用を推進

最近では買い物弱者支援として「国家戦略特区」に指定された千葉市の「ドローン宅配」実験が話題となっていますが、まだ現実的ではありません。それに対してネットショッピングでは、「実店舗に出向かなくても買い物ができるから」を理由に、個人利用率は全年代平均で7割を超えており、最近ではシニア層が多いことからも今後さらに利用者が増えてくると思います。

本市においても「宅配ガイドマップ」を発行しておりますが、同時にネットの活用も重要だと思います。最近では、いつも使う商品をワンプッシュで注文ができる「Amazonのダッシュボタン」。設定さえしてしまえば誰でも簡単に扱えることができ、買い物に行けない人がボタン一つで手にすることができるとして、高齢者の方にはとても便利なツールとして注目されています。

▶︎詳しくはAmazonのダッシュボタンをご覧ください。

このようにテクノロジーの進歩とともに生活が便利になることも可能です。今後は、従来の視点とは違った角度からも取り組んでいきたいと考えています。