文教委員会の視察で佐賀県伊万里市と武雄市へ一泊二日で行ってきました。初日は伊万里市の伊万里市民図書館へ、図書館の運営について視察。伊万里市は、北部九州の西部に位置し、人口6万人。有名な伊万里の焼き物などを市内の随所で見ることができます。
視察先の伊万里市民図書館は、平成7年7月7日に開館し、設計時からオープンまで市民と一緒に取り組んできました。建設時から掲げた目標として「伊万里を作り・市民とともに育つ・市民の図書館」として、市民との協働が息づいている図書館です。職員体制は18名、ボランティアの市民活動団体「図書館フレンズいまり」は約400名の会員が図書館運営に関わっており、市民の力強いサポートによって運営されているのが特長です。このことから、図書館の名称も”市立図書館”ではなく”市民図書館”となっています。
館内は、細部において様々な工夫が施され、各所テーマ別に平台が設置されていたり、ゆっくりとくつろげる読書スペースや視聴スペース、登り窯を模したお話部屋、ホールなどがあり、滞在型図書館としての工夫が目立ちました。また、ビジネス支援にも取り組まれており、図書で学び起業ができるように、専門性の高い書籍も取り揃えているのも特徴です。他、家読(うちどく)といった子ども読書支援にも力を入れています。
今回の視察で感じたのは、市民との協働図書館として誇りを持って取り組まれていること。設計段階から市民と意見交換をしたことで、各所利便性において細部に渡り、市民の声が反映されていることには大変驚きました。今後、船橋市の図書館および他の施設のあり方を考える上で大変参考となる視察内容でした。
▼羽田空港から福岡空港、地下鉄で博多駅に到着。ここから電車で伊万里駅に向かいます。
▼一両編成のローカル線。
▼車窓からの風景。
▼羽田空港から約6時間余りで到着。
▼伊万里市民図書館へ。
▼館内はとても広く、各所において工夫がされています。
▼図書館には珍しい講堂。二階には観覧席も。
▼スクリーンもあり、映像等が楽しめます。
▼電気のスイッチ部分に伊万里焼き。
▼各所テーマ別に平台があります。
▼ブックスタンドも伊万里焼き。
▼一人でくつろげる視聴スペース。
▼授乳室もあります。
▼子供絵本スペース。
▼キッズスペースもあります。
▼登り窯を模したお話部屋。座ってお話をしたり。。
▼紙芝居も。。
▼映像視聴も。。
▼なんと電気を消すと天井には星座がいっぱいのプラネタリウムに。
▼各都道府県の引き出しを開けると観光パンフレットが入っています。
▼和室スペースもあります。
▼館長室は鏡張り、驚きました。
以上が伊万里市の視察内容です。
詳しい施設内容は伊万里市民図書館をご覧ください。