第三定例会議会で一般質問を行いました。一般質問とは、議員がテーマなどに縛られることなく、自由に行政に対して質問ができる機会です。以下一般質問の内容の一部となります。
ふなばし安全・安心メール配信について
1、先月千葉市と船橋市で発生した連続通り魔事件がありました。千葉市の路上と船橋市前原西の路上で起きた通り魔事件ですが、事件発生当日、千葉市は緊急防犯情報を知らせるメールを配信していなかったことが問題となりました。
担当する課は「警察と協議の上、捜査に支障を来す恐れがあるとして配信を見送った」とし、これを受けて千葉市長は、配信されなかったことについて「大変重く受け止めている」と懸念を示したうえで、配信のルールや体制を再検討する考えを示しました。
本市においても、千葉市と同様に「ふなばし安全・安心メール」というものを配信しており、船橋ひやりハッと防犯・交通安全情報、ふなばし火災・救急情報、ふなばし光化学スモッグ・PM2.5情報の3つのメール配信を行っておりますが、事件発生当日の本市の対応と配信状況についてお伺います。
(執行部答弁)
本市においては、前原西での通り魔事件の発生を受け、船橋東警察署から注意喚起のメール配信の依頼により、当日の21時50分にひやりハッとメールのメール配信を行なっております。
また、今後同様の事案についても、引き続き的確な対応を実施するため船橋警察署及び船橋東警察署と協議し連絡体制等の再確認を行なったところであります。
2、このひやりハッとメールをご存知でない方に、主にどこからどこまでの内容が配信されているのでしょうか。また、事件発生情報の他に、検挙・解決した事件などの情報も配信されているのでしょうか、お伺いします。
(執行部答弁)
現在、市民生活部において配信しております船橋ひやりハッと防犯・交通安全情報は、主に児童等に対する不審者の情報や電話de詐欺の発生状況、防犯や交通安全の啓発情報を配信しております。
また、今回の事件のような場合については、両警察が事件発生情報等を配信している「ちば安全・安心メール」の内容を、警察からの依頼により配信することとしております。なお、このような案件については、発生情報のほか、検挙・解決情報についても配信しております。
3、ひやりハッとメールは、登録をしている携帯電話に声かけ事案の発生や不審者の出没、犯罪の発生や検挙など、身近な犯罪情報をタイムリーにキャッチができるのと、不審者情報などの情報は、私もそうですが、子を持つ親にとってはとても助かります。地域住民の方々への注意喚起を行っている本市の防犯情報の配信は、より多くの市民に情報が届けられる事で本メール配信の有効性を感じます。
そこで教えて頂きたいのですが、現在のメール登録者数と実際にメール送信ができている数を教えて頂けますでしょうか。
(執行部答弁)
船橋ひやりハッと防犯・交通安全情報については、9月27日現在では、登録件数20,113件であり、有効なアドレス件数は19,091件であります。
4、有効なアドレス19091件とは、実際にメールが受信されている数だと思いますが、本市の人口は約62万人なので、単純計算で実際に情報が届いている割合は約3%となります。このような状況で市民全体に情報が行き渡っていると思いますでしょうか。市の見解を伺います。
(執行部答弁)
現時点で、登録者数は決して多くはないと認識しております。
5、このように、ほとんどの市民に情報が行き渡っていないのが現状です。市民全体にどのような方法で必要な情報をタイムリーに届けることができるかということが課題になっており、様々な周知や案内をされていると思います。しかし、自ら船橋市のホームページにきてメール登録する人はほとんどいないのが現状だと思います。
そこで、メール以外の手段の一つとして、昨今自治体のソーシャルメディアで注目されているLINEがあります。広報手段としてのLINE@は、情報発信や情報収集手段が増えるため、自治体・住民の双方にとってメリットがあるとして、多くの自治体が開設しています。
こちらは船橋市議会でも運用しておりますが、船橋市としても情報伝達手段の一つとしていかがでしょうか。LINEの場合、ユーザー数は、国内で5800万人、2人に1人が使用しているので、今以上に多くの老若男女の方に情報伝達ができると思いますがいかがでしょうか。ご所感をお伺いします。
(執行部答弁)
LINEについて、若者を中心に多くの利用者がいるとのことは十分に把握しておりますので、今後、関係部署とソーシャルメディアのさらなる活用について検討して参ります。
ソーシャルメディアの中でも、とりわけLINEは、無料でアカウントを取得して運営できる自治体向けのLINE@などもあることから利用者も多く、情報伝達手段としての活用が十分にあると思います。
本市においてもメール以外の手段として、ソーシャルメディアなど、時代に合わせた情報伝達方法で、より多くの市民に行きわたるよう今一度情報伝達の精度を高めて頂きたいことと、昨今子供や女性が被害者となる犯罪が後をたたないことから、特に子供や学生、女性の多くの方へ情報が行き渡るように努めて頂きたいことをお願い申し上げます。