LGBTについての研修会
民進党千葉県連で行われた「LGBTについての研修会」に参加をしました。NPO法人Medical G Linkの方によるLGBT(性的少数者)の現状と課題について説明を受けました。
説明をして頂いた講師の方は、女性として性を受け、現在は性別適合手術を受けて男性として生きています。理学療法士として働きながら、自身の経験を生かし、LGBTの正しい知識を知って欲しいと願い、啓発活動や当事者のサポートをされている方です。
LGBTとは
LGBTとは性的少数者を限定的に指す言葉。レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(出生時に診断された性と、自認する性の不一致)の頭文字をとった総称となります。
LGBT層の比率は7.6%(13人に1人)
LGBT層の比率は7.6%で13人に1人。人数に表すと推定約1000万人がLGBT。学校のクラスで考えれば、1クラスに(40人の場合)3人いることになります。また、左利きの人やAB型の血液型の人ととも同じ比率になるそうで、身近な所にLGBTの方がいることがわかります。(※電通電通ダイバーシティ・ラボ「LGBT調査2015」)
27通りの性別
性には「カラダの性」「ココロの性」「スキになる性」と3つの要素があり、3×3×3=27と、実際に性別は27通りに分けられ、既存の男性、女性にあてはまらない第3の性が存在するということでした。LGBTの先進国のタイでは第三の性を細分化して実際に18の性別が存在しています。
カミングアウトしやすい環境づくりが必要
体と心が一致せず性別に違和感を感じた時、生活環境においての不安や悩みと同時に周囲へカミングアウトすることが恐怖とのことでした。LGBTは目に見えにくいもので、なかなか手助けや声がけができないものです。そこでカミングアウトをしやすい環境づくりが必要と同時に、LGBTに向けた配慮が必要となとなります。
LGBTへの理解を深めるAlly(アライ)
Ally(アライ)とはLGBTを理解して支援をする人のことを意味します。Allyとは英語の「同盟・味方」からきていて、昨今、企業も積極的に受け入れる環境作りを行っており、Allyを示すレインボーカラーを基調としたステッカーなども配布しています。
そのステッカーがあれば「この人だったらわかってくれるかも」というサインとなり、積極的にカミングアウトしてもらうことで、みんなが生きやすい環境づくりを整えていくことができると思います。詳しくは、LGBT当事者じゃなくてもできるをご覧ください。