おはようございます。寒い中、今日も本チラシを受け取って頂きまして、ありがとうございました。早いもので今年も残すところあとわずかとなりました。今年はどのような一年でしたでしょうか。インフルエンザ等も流行っております。体調管理にお気をつけて頂きながら、よいお年をお迎え下さいませ。

前回に続き、災害時における避難所のあり方について取り上げます。避難所生活をより快適に過ごせるように、市は今以上に配慮すべきであることを提言しました。本市の避難所における1人当たりの収容面積ならびに、避難所の環境水準である国際基準「スフィア基準」について、市はどのように考えているのか、市の見解を伺いました。

避難所における1人あたりの収容面積については、千葉県の「災害時における避難所運営の手引き」を参考に検討を重ね、本市の避難所運営マニュアルに、避難生活における最低限の必要なスペースとして1人あたり2㎡として、次の緊急対応期では1人あたり4㎡、避難所生活が長期化した際には1人あたり8㎡が必要な面積としています。

また、避難所生活が、安全・安心に送れるための、備蓄の整備や、各種協定の締結を進めており、プライバシーの確保や生活環境の向上のため、東日本段ボ ール工業組合と段ボールベット等に関する協定や、トイレの不安を解消するために、携帯トイレ、組み立てトイレの配備に加え、マンホールトイレの整備、さらには、仮説トイレの供給などに関する協定を締結しています。

そして、「スフィア基準」について、市の考えは、避難所に推奨される1人当たりの居住スペースやトイレの数、男女比などが定められておりますが、災害の当初から、「スフィア基準」に示されているような、避難所生活の生活環境を担保することは難しいと考えていますが、今年度、避難所災害マニュアルの全面改定を行い、トイレの数、男女比、衛生的な使用などを明記して、避難所の質の向上が図れるものとしています。今後も避難所において、避難者の健康が維持されるよう、その考えを参考にし、避難所の質の向上に努めていくとのことでした。

引き続き、船橋市の避難所の質の向上について注視をしながら、安心・安全な避難所生活が送れるように努めて参ります。