年内最後の令和元年第3定例会が20日に閉会しました。議案の大半が公民館、運動公園、市民プールなどの公共施設をはじめ、下水道使用料、霊園管理料などの使用料の見直しについて審議されました。

市は、厳しい財政状況における行財政改革プランの柱として、受益者負担の見直しを行いました。使用料見直しにあたっては、これまで算入していなかった資本費を算入し、受益者負担の公益性、市場性を勘案して見直した結果、施設によっては2倍の値上げになる施設もあります。

本件については、使用料見直しの算定根拠となる受益者負担割合の決め方が抽象的且つ不明確であり、また、市民に対しての説明も不十分であることから反対しました。しかし、結果として賛成多数で可決されてしまい、来年4月から令和3年までに使用料等の変更が施行されます。

行財政改革として、今回の使用料の値上げを皮切りに、今後は国民健康保険料、0〜2歳児の保育料の値上げ、入学援助金、敬老会の長寿記念品贈呈の見直しなどが検討されています。

こうした一方で、国の人事院勧告に準拠した給与改定に伴う補正として市長や議員などの特別職の期末手当を0.05ヶ月分引き上げる条例も提出されました。行財政改革に伴う施設使用料等の見直しなどで市民に負担を求める中、特別職の期末手当の改定は絶対に許されるものではなく言語道断と厳しく指摘しました。市民に負担をお願いするのであれば、先ずは我々議員自らが身を切る姿勢を示さねばならず、私は特別職の期末手当引き上げに断固反対しました。他の会派から増額を2年間凍結する修正案が提出されましたが、私は、増額すること自体にもちろん反対しました。しかし、賛成多数で期末手当増額を凍結する修正案が可決されました。

最後に、今年1年を振り返りまして、4月の統一地方選挙では、多くの方々にお支えいただきました。再び活動の場を与えて頂き、深く感謝申し上げます。

引き続き、来年も市民の皆様が安心して日常生活が送れること、そして将来に不安を感じることがないように一生懸命取り組んで参ります。 本年も大変お世話になりありがとうございました。良いお年をお迎えくださいませ