大型連休前に発出された緊急事態宣言は7日、大幅な減少が見られず、再び、5月末まで延長され、愛知県、福岡県も追加となりました。まん延防止等重点措置も千葉県を含めて5県で継続のうえ、新たに北海道、岐阜、三重に適用されました。
コロナ禍における大型連休では、あらゆる自粛制限される中、政府は「人流は抑えられた」としていました。しかし、人流抑制は手段であって、目的は医療逼迫を目前に、感染の拡大を抑制することです。今年の大型連休中も手段ばかりが先行しているようにも感じました。
その理由として、肝心な宣言解除となるゴールが全く示されていません。本来であるならば、なぜ自粛をお願いするのか、そして、どの程度になれば解除されるのか、根拠となる数値を持ってわかりやすい判断基準を示すべきですが、いずれも不透明のままです。まずは、判断基準を国民にわかりやすく明示し、緩和基準も明確にするべきです。
そこで、感染対策として最も有効とされるワクチン接種が要ですが、全世界の摂取率4%に対して、日本は約0.9%となっています。人流を抑えるのも、もちろん重要ですが、ワクチン接種を行き渡らせることが最重要であると思います。
さて、船橋市のワクチン接種状況ですが、クラスター発生防止や重症化の予防という観点から、高齢者施設等の入所者へ4月中旬以降から接種を開始しています。入所者以外の高齢者の方はワクチン供給量に応じて、5月上旬以降、順次接種券を送付、5月下旬から接種開始予定です。詳細は次のとおりです。
(今後の接種券送付の予定)
・80~84歳の方へは 5月13日接種券を送付、接種は5月24日から
・75~79歳の方へは 5月17日接種券を送付、接種は5月24日から
・70~74歳の方へは 6月14日接種券を送付、接種は7月5日から
・65~69歳の方へは 6月21日接種券を送付、接種は7月5日から
※ワクチンの供給状況に応じて、スケジュールが変更となる場合があります。
また、予約については、接種券が届いたら、まずはかかりつけ医に連絡をしていただき、予約の可否を確認してください。かかりつけ医がいない方や、かかりつけ医で接種ができない方は、接種券に同封されている接種実施医療機関一覧を確認いただき、各医療機関へ電話やホームページ等から予約をしてください。