2020年6月から運用開始された「COCOA」というアプリを覚えていますでしょうか。
感染者に濃厚接触した可能性を知らせてくれる接触確認アプリの「COCOA」です。度重なる不具合が続き不評のアプリでしたが、これまでに延べ約4000万回以上ダウンロードされました。ウィズコロナの新しい生活様式とともに、これから第8波を迎えようとしているなか、11月17日から配布されている「機能停止版」のアップデートを最後にサービスが終了します。その理由は、新型コロナ感染者情報を管理する政府の情報共有システムの運用見直しに伴い、「COCOA」も機能停止にするようです。
「機能停止版」のアップデート後の手続きは、画面に沿って、陽性者と接触の可能性を通知する機能停止の手続きを行ってアプリを削除する必要がありますが、正しく削除をしないとバッテリーや通信料などわずかに影響がありますので注意が必要です。接触通知の仕組みは、基本ソフトの部分で動作しており、無線通信規格の1つであるブルートゥース機能で、ユーザー同士が1メートル以内の距離で15分以上接触すると検知される仕組みです。陽性者との接触の可能性を通知するため、定期的に処理を行なっていることから、基本ソフトの動作を停止せずにアプリを削除するだけでは、バッテリーや通信料をわずかに消費し続けます。
【厚生労働省】接触確認アプリ(COCOA)の機能を停止します
既にアプリを削除してしまった場合は次の手順で停止が可能です。
◎iPhoneの場合は、「設定」→「接触通知」→「接触通知をオフ」を選択。
◎Androidの場合は「設定」→「Google」→「COVID-19 接触通知システム」→「接触通知システム使用をオフ」を選択。
接触確認アプリの「COCOA」は、運用当初から正常に動作していないなどのトラブル続きでしたが、開発・設計段階において、想定外の動作や不具合がないかなど、様々な角度から十分に考慮する必要がありました。約2年に渡って運用されてきた「COCOA」が終了となりますが、できたこと、できなかったことも含めて、しっかりとした検証が必要です。
新型コロナウイルスの第8波とインフルエンザの同時流行が懸念される中、船橋市では「新型コロナ抗原検査キット」の購入費用1キットあたり700円の助成を実施しています。発熱外来がひっ迫し、医療機関を速やかに受診できない場合に備えて、新型コロナ抗原検査キットの家庭内備蓄と医療体制の確保に努めることを目的としています。実施期間は12月17日迄で、同居の家族を含めて一人当たり2キットまでが購入の上限となります。書類も必要になりますので、利用方法や協力薬局店など、詳しくは新型コロナ抗原検査キットの購入費用を助成しますをご覧ください。
18日に船橋市議会定例会が開会しました。今回は12月2日の一般質問の他、会派を代表して議案質疑も行う予定です。提出された議案に対しても同様に、見落としがないように賛否の態度表明ができるよう疑問点を質す所存です。