寒さが一段と厳しさを増す中、長引く避難生活を強いられている能登半島地震で被災された皆様に、一日も早い復旧を心から深くお祈り申し上げます。

船橋市の支援は現在、災害義援金受付のほか、職員や災害派遣医療チームの派遣、そして、被災で居住が困難となり、船橋市への避難を希望される方を対象に、市営住宅の無償提供を実施しています。既に数件の問い合わせがあり、対応を進めている状況です。また、予防接種が困難な方で、船橋市に一時的に居住されている場合は、市内の医療機関において、定期接種および新型コロナウイルスワクチン接種を受けることが可能です。

【船橋市】令和6年能登半島地震における支援について

そして、朝の駅頭時に、私の脇に設置している募金箱ですが、集められた義援金は、立憲民主党を経由して、被災者の方々に届けられます。集計額等につきましては、改めて本チラシで、ご報告させていただきます。温かいご支援に心より深く感謝申し上げます。

能登半島地震では、倒木や土砂崩れなどで道路が寸断され、緊急車両や物資の輸送が困難になりました。道路が通行できなくなると、一刻一秒を争う災害支援にも支障をきたします。そのため、災害時には、道路の復旧が最も重要です。

そこで、緊急輸送道路というものがあります。大規模災害が起きた場合における避難や救助をはじめ、物資の供給、施設の復旧等、非常事態に対応した交通の確保を図ることを目的とした道路です。
船橋市内は主に、国道、県道が指定されています。震災時の緊急輸送道路の通行を確保するため、昭和56年5月以前に建築された緊急輸送道路沿道建築物の、耐震診断を行う診断費上限200万円、耐震改修は上限1800円を助成しています。しかし、対象となる全127棟のうち71棟については耐震性が不明、あるいは耐震性が不十分な状態であり、非常に深刻な状況です。迅速な対応が求められます。

【船橋市】緊急輸送道路沿道建築物耐震診断助成事業

先日、ラジオで初めて知ったのですが、平常時と災害時という社会のフェーズを取り払い、普段利用している商品やサービスが災害時に適切に使えるようにするフェーズフリーという取り組みがあるようです。

例えば、革靴は非常時には動きづらいですが、運動靴を持ち歩くのは大変、そこで、スポーツメーカーが製造している革靴で、スニーカー機能を有したシューズを履くことで非常時にも活用ができること。また、災害時にはバケツにもなる撥水バッグや、防災LED付きのモバイルバッテリーなどの商品もありました。
防災用品などの備えは重要ですが、仕事で外出先、あるいはオフィスなどにおいても、日常時と非常時に役立つ、フェーズフリーの考え方は、防災の新たな視点として、注目を集める取り組みだと思います。積極的に広めていくべきです。

【鳴門市教育委員会】学校のフェーズフリー

【ASKUL】フェーズフリー・オフィス

【石川県】令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について