8月を迎え、子どもたちの夏休みも真っ只中。来週からはお盆休みも控え、心待ちにしている方も多いのではないでしょうか。
先日テレビのニュースで、小中学生の親御さんの約8割が、夏休みを負担に感じていると報じていました。その理由は昼ごはんの支度で、メニュー決め、買い出し、調理する時間が大変とのこと。確かに朝の忙しい時間帯に、普段の朝食に加え、さらに昼食の準備をするのは本当に大変です。共感される方も多いのではないでしょうか。

私の家も両親が共働きだったため、夏休み中は私一人で留守番し、昼食は作り置きのものを食べていました。ちょうどその頃はグルメ漫画が流行っており、「美味しんぼ」や「クッキングパパ」などが人気でした。これらの漫画は、豪華な料理ではなく、冷蔵庫にあるような身近な食材で作る、いわゆる地味食が共感を呼び、料理を通じて情熱や人生観が描かれたストーリが魅力的でした。
私もその影響を受けた一人で、見よう見まねで料理を作り、盛り付けを工夫し、その背景を説明しながら家で振る舞っていました。仕事で疲れ切った両親は、キャベツともやしを炒めただけのシンプルな料理でも、「美味しい」と喜んで食べてくれました。なんの特徴の無い味気ない料理です。私にとって大切な体験の一つでした。

さて、船橋市内では夏祭りなどが各地で開催され、夏本番の雰囲気が感じられます。しかし今年は、残念ながら花火大会は中止となってしまいました。親子で一緒に体験できる貴重なイベントだけに、とても残念です。ほかに花火を楽しむ方法として、手持ち花火がありますが、市内の公園では禁止されています。最近はコンビニの花火売り場も縮小されており、このような事情も関係しているのかもしれません。バケツに水を汲んで、チャッカマンを片手に、家族で手持ち花火をした思い出も遠い昔の記憶です。

その一方、東京の千代田区では、夏季限定で一部の公園で手持ち花火が許可されているようです。これは、子どもたちの夏の思い出作りにと要望に応えたものです。船橋市でも、今年に限って公園での手持ち花火を限定的に許可してもよかったのかもしれません。私も完全に見落としていました。来年は、子どもたちの夏の思い出作りのため、今後の検討課題にしたいと思います。

【千代田区】子どもたちの夏休みの思い出に! 【期間限定】千代田区の公園で手持ち花火ができます!

子どもの頃の夏休みの体験は、大人になっても心に残る特別な思い出となります。大人になった時に「あの夏休みは楽しかった」と振り返ることができる、素晴らしい夏休みを過ごしていただきたいです。船橋市でも、8月は多くの体験イベントが開催されています。イベントカレンダー(祭り・イベント)から確認できます。ぜひ、ご活用ください。どうぞ良いお盆をお過ごしください