6月22日、船橋市長選挙が行われました。投票率は、過去最低だった前回の約28%から5ポイント上昇して約34%となりました。私たちが住む船橋市に少しでも関心をお寄せくださった結果と感じております。しかし、依然として投票率が低い現状は、大きな課題であり、改善していかなければなりません。
前回のチラシでは、船橋市が発行する広報ふなばしについても取り上げました。近年、新聞購読者数の減少から、広報紙を目にする機会が減った方も多いのではないでしょうか。私も市議会議員になる前は、新聞の折り込みで広報紙を読んでいましたが、やがてデジタル化の流れで紙の新聞を購読しなくなりました。そうなると、日々の忙しさの中で、自ら情報を取りにいく暇もなく、市政に関する情報が自然と入ってこなくなりました。そのため、人づてに聞いて初めて市の情報を知る、ということも少なくありませんでした。
そんな中、ある日、通勤時にたまたま、二和向台駅で受け取った市政報告のチラシがわかりやすく、これをきっかけに市政に関心を持つようになりました。そのようなことから現在に至り、忙しい朝の通勤時間でもお手にとっていただけるように、膨大な市政情報の中から特に重要な情報に絞って、わかりやすくお伝えすることを心がけています。いつもお読みいただきまして、本当にありがとうございます。今後も朝の駅頭活動を通して、各選挙における投票率向上に向けて努力いたします。
さて、連日連夜と大変お騒がせしました選挙ですが、来週から参議院選挙もはじまります。7月3日に公示、7月20日に予定されています。その間の、私の朝の駅頭活動はお休みとさせていただきます。
参議院は衆議院と違って解散がなく議員の任期は6年で、3年ごとに定数の半数を入れ替える半数改選という仕組みが憲法で定められています。参議院全体の定数は248人(選挙区148人、比例代表100人)ですので、今回の選挙では、その半数にあたる合計124議席(選挙区74人、比例代表50人)をめぐって行われます。そのため、投票用紙は2枚です。一枚目は選挙区で、千葉県選挙区の代表者を選ぶためのものです。もう一枚は比例区で、政党名または全国の候補者名のいずれかを記入します。
つまり、地域と全国の代表を選び、多様な意見と長期的な視点で構成されます。
戦前は貴族院として、皇族や華族、天皇から任命された議員などで構成されていました。戦後、国民主権の原則のもと、国民が選挙で選ぶ現在の参議院へと生まれ変わりました。だからこそ、その活動は「ガラス張りの政治」であるべきであり、議会での議論やお金の流れは誰もが確認できるようにすべきです。