広大な敷地に、広い駐車場。トイレも混まずに快適で、地元の産品を味わったり購入できるなど、道の駅ならではの楽しさがあります。私も、道の駅に行くと、外の広場の椅子に座ってコーヒーを飲みながらゆっくりするのが好きです。開放感があって、とても清々しい気分になります。
近隣市では、八千代(国道16号線)、柏(県道8号 船取線)、市川(国道298号線)沿いに整備されています。しかし、これだけ近隣にありながら、船橋市には「道の駅」がありません。ちなみに、鎌ヶ谷方面の船取線沿いにあるよく似た施設で「房の駅」があります。こちらも地元の産品が買える魅力的なお店ですが、あくまで民間企業が運営する商業施設です。対して「道の駅」は、国が登録した公的な道路の休憩所として、いつでも使える休憩機能や、まちの情報を発信する役割を持っている点が、「房の駅」とは異なります。
さて、現在行われている船橋市議会で11月26日、道の駅について質問しました。
北部地域にお住まいの方から、単なる休憩所にとどまらず、地域振興や健康増進、自動運転バスの拠点などを含む多機能な「道の駅」の整備をしてほしいとの相談がありました。
そこで、船橋市の新商工業戦略プラン(素案)を見ると、アンデルセン公園周辺の整備イメージとして、あえて近隣の八千代市ではなく、目的地型施設として成功している柏市の「道の駅しょうなん」が事例として挙げられていました。このことから、本市も地域のブランド力を高め、広域から人を呼べる集客力の高い施設を目指しているのか。そして、あえて柏市の事例を挙げた理由と、この構想がなぜ素案に盛り込まれたのか、今後、具体化に向けた検討の余地について、市の見解を伺いました。
市は、「北部地域の振興には、アンデルセン公園と地域資源の活用が不可欠と考えます。「道の駅しょうなん」を例示したのは、経済・情報の拠点として成功しているためであり、本市も同様の象徴的な施設整備により、広域集客と経済活性化を目指します。現在は素案段階のため、具体的な場所や手法については、今後関係部署と連携し、調査・研究を進めてまいります。」との答弁でした。
北部地域には、全国的にも有名なアンデルセン公園があります。しかし、遊びに行っても、現状では周辺に寄るところがありません。もしここに、「道の駅」のような大型施設、自然を満喫できるスポットや、地元の食材を味わえるお店、おしゃれなカフェなどがあれば、お出かけの楽しみがさらに広がります。
年末年始の旅行や帰省で、つい立ち寄りたくなる魅力的な拠点になるはずです。