4月から、マイナ保険証を搭載したスマホでもマイナ救急を利用することができます。

マイナ救急とは、救急隊員が傷病者のマイナ保険証(マイナンバーカードに健康保険証が登録されたもの)を読み取り、過去の受診歴や処方薬などの医療情報をその場で確認しながら、適切な病院へ搬送する仕組みです。昨年の10月より運用開始。

例えば、救急現場では一分一秒が命に関わります。普段どのような薬を飲んでいるか、持病はあるかなどの情報が、円滑な搬送先の病院の選定や適切な応急処置ができること、そして、搬送先の病院で治療の事前準備をすることができます。しかし、本人が意識を失っている場合や、付き添うご家族が動揺されている場合には、正確な情報を伝えることは難しいものです。そこで、マイナ救急は、救急隊員がマイナ保険証を読み取るだけで、必要な医療情報をその場で確認することができます。

予算決算委員会総務分科会の質疑で3月9日、マイナ救急について取り上げました。令和8年度から本格運用に移行しますが、マイナンバーカードを常時携帯していない方も多いと思われます。そこで、スマートフォンのマイナンバーカード機能にも対応しているのか伺いました。あわせて、この事業の効果を十分に発揮するためには、市民の方に、いざという時のために物理カードを持ち歩くことの重要性を広く周知する必要があると考えます。本格運用に向けて、どのような啓発活動を行っていくのか問いました。

消防局の答弁では、国において今月中にシステム改修を行い、4月からマイナ保険証搭載のスマートフォンから情報を読み取ることができるようになる予定とのこと。また、啓発活動については、全国の実証事業の結果では、マイナ救急が実施できなかった理由として、マイナンバーカードの不所持が約73%、保険証利用登録の未実施が約13%と公表されている。こうした状況を踏まえ、市民がマイナ保険証を日常的に携行するよう、市広報誌・ホームページへの掲載や各種イベントでのリーフレット配布など、広報活動を継続していくとのことでした。

マイナ救急の流れについて、救急現場で傷病者が情報閲覧に同意すると、救急隊員がマイナ保険証を読み取り、医療情報を確認します。その情報をもとに、適切な処置や搬送先の選定を行います。

しかし、スマホによるマイナ救急は、本人による生体認証や暗証番号の入力が必要です。意識不明など、本人が認証できない状況では使用することができません。外出の際は、カード型のマイナ保険証もあわせて携帯しておくと安心です。