今年6月末時点で、船橋市内の振り込め詐欺被害件数が過去最悪とのことです。平成26年1月〜6月末で被害件数38件(約1億66000万円)、本年1月〜6月末で被害件数83件(約1億8700万円)と昨年の同時期と比べて被害件数が2倍以上に増加、過去最悪の状況となっています。

これらの対策として、いくつかの事例を紹介しながら、このような電話があったら詐欺を疑う、おかしいなと思ったら警察に相談など、船橋市では注意喚起をしています。また、千葉県警では特殊詐欺に代わる新名称として「電話de詐欺」を発表しましたが、今まで通り、広報やポスターなどで注意喚起を促したところで被害件数はなかなか減っていないのが現状です。2004年に”おれおれ詐欺”からはじまり、10年経った今も”振り込め詐欺”として同様の手口が多発、件数の増加傾向が続いています。手口が変わっているとはいえ、重大な問題です。まずは被害状況をしっかりと分析した上で、再発防止策を打つ必要があります。

他市の事例として、千葉県柏市では、依然として後を絶たない振り込め詐欺の対策につなげようと、被害者本人に聞き取り調査を行って、対策のヒントを探ろうという全国でもほとんど例のない取り組みを開始。また、東京都では都内在住の65歳以上の方が住む世帯に自動通話録音機の貸し出しを始めるなど、再発防止に自治体が積極的に取り組んでいることがわかります。私も、本件に関して重く受け止め、積極的に対策案を提言して参りたいと考えています。