9月からマイナポイントが開始されました。マイナンバーカードやキャッシュレス決済の普及促進に向けた事業で、9月から2021年3月までの7ヶ月間実施されます。本市ではマイナンバーカードの申請が急増していることから、申請から交付通知書の送付まで最大で3か月程かかる可能性がある状況となっています。

コロナ禍において外出を避け、対面など人との接触を避けるようになり、いわゆる新しい生活様式に様変わりしてきている中、行政においても事務の効率化が求められています。それには、マイナンバーカードの普及が不可欠であり、本市における現状と課題、カード作成を希望される方に向けた利便性と安全性について質疑しました。

マイナンバーカードをオンラインで申請する際に必要となる「申請書ID付き交付申請書」を紛失した場合、これまでは市役所窓口に行って、再度取得する必要がありました。申請手続きの煩雑さ、そしてコロナ禍における対面時における感染リスク回避の観点から、9月9日の議会において、申請から交付までオンライン上で手続きができるように対応していただきたいことを要望しました。

【市の答弁】
マイナンバーカードの交付は法令により窓口で本人確認が必要なことから、すべての手続きがオンライン上で完結することは難しい。しかし、オンライン申請時に必要となる「申請書IDが記載された交付申請」の窓口での取得方法については申請者の負担軽減の観点から検討したい。

その後、市では17日より、オンラインで申請する場合に必要となる「申請書ID付き交付申請書」は、電話、メールでの申し込み受付を開始しました。本人確認として、後日転送不要郵便で、住民票のある住所地にお送りしています。「申請書ID付き交付申請書」がオンライン上で取得できるようになったことから、カードの受け取り以外はすべてオンライン上で手続きすることが可能となりました。

また、マイナンバーカードの利活用について、国は様々な取り組みを示しています。カードを持つことによって行政手続きをオンラインでできるようになることから大幅な負担軽減にもつながるとされますが、普及促進と同時に重要なのが安全性の周知です。利便性はもちろんですが、個人情報保護・管理などについて丁寧に説明しながらも、今後は安全性にも十分配慮した対応も市にお願いしました。

マイナンバカード申請方法について
マイナンバーカード(個人番号カード)について

交付申請書の郵送について
マイナンバーカード(個人番号カード)交付申請書の郵送について