先日、滝不動付近を車で走行中、左折する際の内輪差によって道路の縁石ブロックに擦ってしまい、タイヤがパンクしました。擦った瞬間に勢いよく空気が抜ける音がしたので、すぐにパンクであることに気づきましたが、初めての走行中に起きたトラブルということもあり、かなり動揺しました。とりあえず走行は危険なので、金杉十字路手前のコンビニに駐車をして、保険会社に電話をして対応してもらいました。レッカー車で夏見の修理工場まで運んでいただき、破損したタイヤも交換していただいて、正午過ぎに無事元の状態に戻りました。
午前中に詰め込んでいた予定が全て、午後にずれ込むことになってしまいました。急ぎは禁物です。何事も慌てないことが大事、まさに『急がば回れ』とはこのことです。
一方で、『善は急げ』という言葉があります。
二和向台駅前の南側にある二和公務員宿舎跡地の活用が急がれています。平成29年に船橋市が、地域の課題解決を目的に財務省から買い取り後、複合施設や駅前ロータリーなどが検討されてきましたが、コロナ禍による社会経済情勢の変化などを理由に、再度見直しされることになりました。市が購入してから約5年間そのままの状態が続いていることから待ったなしの状況です。
今議会において解体設計費用の予算が計上されました。私が所属する総務委員会において3月7日、来年度、解体設計に着手するとのことですが、現在跡地の活用を再検討中とのこと。今後の予定では、令和5年度に解体準備を行い、最短で令和7年度に解体工事に着手するとのこと。つまり、その間の2年間は現状のままであることがわかりました。そこで、「解体着手までなぜ2年間も準備期間を要するのか、期間を短縮することはできないのか。また、令和5年度に地元説明会も予定していることから、年度中に方向性が決まることは確実か」と迫りました。
市は、「建物解体工事に国の補助金を活用するため、事業実施の前年度に補助要望を提出する必要がある。しかし、補助要望を行うためには、土地活用を定める必要があるため、令和5年度に土地活用を検討し、令和6年度に補助要望を行う予定である。工事着手まで2年間かかる見込み」とのことです。
市の答弁に対して、「前回のように社会経済情勢の変化などの理由で、これ以上遅延がないようしてもらいたい」と苦言を呈しました。もちろん、慎重な計画と準備が必要であることは理解できますが、それにしても少し時間がかかりすぎるのではないでしょうか。
『急がば回れ』と『善は急げ』は、同じ「急ぐ」という言葉が使われていますが、意味的には異なります。状況によっては、慎重さとスピード感を持って、適切な判断を下すことも重要です。引き続き、市の動向を注視して参ります。