情報収集は一般的に、探しに行く方法と自動で受け取る方法の2つに大きく分類されます。私は、後者の方でして、少し古いですが、まぐまぐのメルマガやRSSリーダーを活用して更新情報を自動的に収集しています。その理由は、更新された際にサイトを訪れなくても最新情報を把握できることと、自分に必要な情報だけを効率的に収集できるからです。
船橋市のホームページなどの行政サイトは、目的意識を持って見ない限り、なかなか見られないものです。そこで、市が発する情報を広報紙でお届けしていますが、折込している新聞購読者の減少などの理由から、情報が行き渡っていない状況です。いかに多くの人に届けられるかが問われています。特に、災害などの緊急時には、デジタル化によっていち早く情報を届けることが必要不可欠です。
そこで15日の一般質問で、ふなばし情報メールの登録率の向上策について取り上げました。
船橋市では、広報紙に加えて、様々な情報をメール及びLINEで配信していますが、本市の常住人口約65万人のうち、9月1日時点での登録率は、メールが約7.5%、LINEが約3.7%でした。
この登録率は、著しく低いと言えます。市内におけるスマートフォンの普及率は、市内全体で約92%、60歳以上においても約80%です。このことからも、スマートフォン等の所有者が、ふなばし情報メールを取得している割合が1割にも満たない状況は、市民に必要な情報が届いていないのではないかと指摘しました。それに対して市は、登録率が低い原因は、情報メールの周知不足と行政情報の有用性の伝え方の不備、登録手続きの煩雑さにあると考えており、今後は他の自治体を例に取り組んでいくとのことでした。
ふなばし情報メールは、防犯情報、災害情報や防災行政無線放送の内容など、市民生活に必要な情報が幅広く発信されています。登録率を向上させるためには、まず、ふなばし情報メールの存在を広く周知し、登録の機会を増やすことが重要です。
例えば、市役所などの待ち時間や、手続き時に窓口で案内するなど、市民の目に留まるタイミングで案内することで、登録を促進することができます。また、操作方法を交えて案内することで、市民が登録をしやすい環境を整えることもできます。多くの市民に情報を行き渡らせたいという考えであれば、このような一手間はとても大事であると思います。
市はこれまで、発する情報があれば、広報ふなばし、ホームページ、ふなばし情報メール等で周知しているとしていますが、これまでのやり取りから、市民への周知は十分ではないと考えます。今回は、これ以上の答弁を求めませんでしたが、年度内の取り組みの様子を見ながら、来年度に改めて登録率を確認し、変化が見られないようであれば、厳しく指摘したいと思っています。