京葉市川インターチェンジの先にある新行徳橋を車で走行中、対向車から猛烈なパッシングをされました。その意味がわからず、自車のハイビームを確認しましたが、問題ありませんでした。50メートルほどでしょうか、交通取り締まりが行われていることに気づきました。そこで、対向車は交通取り締まりの警告をしてくれたのだと理解しました。パッシングは、注意や感謝などの合図を送る手段であり、状況に応じてさまざまな意味合いを感じ取ることができるなど、ドライバー同士の非言語コミュニケーションとして興味深いものがあります。

最近、ドライバー不足が社会問題となっていますが、船橋市にも波及しているようです。校外学習などの、学校が教育活動に使う学習バスの借り上げですが、バス会社のバス台数の減少や運転手の確保が困難になるなどの社会情勢により、バス確保が非常に困難な状況です。   

そこで、船橋市は来年度のスクールバスの確保を早めるために入札時期を前倒しし、バス運行業務委託料に必要な補正予算を今議会に提出しています。このことから、既に契約しているスクールバスについても、今後の契約更新時には注意が必要です。
さて、年内最後となる市議会が11月17日に開会しました。
市内公立学校の体育館(武道室を含む)の冷暖房設備の工事費用が補正予算に計上されています。熱中症対策として、中学校と市立船橋高は令和6年8月から、小学校と特別支援学校は令和7年度中の使用開始を予定しています。

そして、特別職の職員の期末手当の改定です。
特別職とは、議員など、選挙や任命によって任命された職務を指します。一般職である市職員の給与改定に伴い、特別職の期末手当の支給割合が改定される内容です。すなわち、議員の期末手当が現行、年間4・40月分から、改定後は年間4・50月分が支給される内容で、0・1ヶ月分増で、約7万3,560円が増額される計算です。
公務員の労働基本権は、団結や交渉、ストライキなど、法律によって制限されています。そうした制約から、民間のように労使の交渉で給与を決めることができないなどの労働基本権が制約される代わりに、人事院勧告制度があります。人事院勧告制度は、制約の代償措置として、地方自治体に対して、給与や勤務条件の改善に関する勧告を行う制度です。       
この制度に倣って一般職員の給与改定に伴い、議員の期末手当も改訂が行われる内容ですが、議員は職員でもなく、議員報酬は、役務の対価であって、給与でもありません。さらには、賃金が上がらない、物価上昇のダブルパンチの最中、到底賛成できるものではなく、言うまでもありません。
昨年も同様の趣旨の議案が提出されましたが、私も含め、会派も反対しました。今議会も、もちろん反対の立場をとる決意です。