机から紙の書類が減り、代わりにタブレット端末などが活用される「ペーパーレス化」を全国で約60の地方議会で進められています。コスト削減や会議の効率化などが狙いで、会議中にも必要な情報がすぐに調べられるなどといった議論の活性化にも繋がるとされています。
1月19日、船橋市議会にもタブレット端末が導入されました。議員50人全員に貸与され、2月19日に開会する定例会から議案や審議資料をデータ化されたタブレット端末の持ち込みが可能となりました。印刷費の削減や業務効率化の他、議場以外でも議会報告や説明の際にも資料が閲覧できるようなり、市政活動においても利便性の向上が見込めます。
今回の船橋市議会のICT化を皮切りに、市役所もICTの利活用による業務効率化で、私たち市民にもストレスのないスムーズな対応ができるよう、市民サービスの向上も実現していくべきだと思っています。
昨年、渋谷区はLINEを活用した子育て支援サービスをはじめました。LINEを使用しているママが多いことから、、子どもの予防接種や健診など子育てに関する情報を住んでいる地域と子どもの生年月日を入力すると、月齢に合わせて必要な情報がLINEで通知されるサービスです。そして、子育てに関する質問をLINEのトーク画面から送るとAI(人工知能)が24時間自動で回答もしてくれます。今までは役所に電話したり、ネットで検索しないと分からなかったことでも、AIを活用することですぐに解決できるなど、利用者からは「予防接種の通知が来るのは助かる」「必要な子育て情報が直接届くので便利」との声があるそうです。子育て世代が多い船橋市にも参考になるのでは考え、現在視察の依頼をお願いをしているところです。
市議会は議会運営の効率化の為にICT化を実行しました。市も市民の利便性向上の為にも、市民ニーズにあったICT化を進めていかなければならないと思っています。
※ICTとは人が関わる情報通信技術。