新型コロナウイルスの感染拡大により、罹患された皆さまと、感染拡大により生活に影響を受けられている地域の皆さまに、心よりお見舞い申し上げますとともに、医療関係者をはじめ社会活動を支えてくださっている皆さまには心から深く敬意を表します。一日も早くも事態が終息し、平穏な日常生活を取り戻せるよう心から願っております。

これまで船橋市保健所で患者発生届を受理した陽性者数の累計は、6月11日現在で127例です。また、船橋市居住の陽性者数の累計は130例となります。本市では医療体制の充実・整備として、市の重症・中等感染者の受け入れ機関は現在7医療機関の他、軽症者等の療養施設として市内のホテルに100床が確保されました。

また、生活における救済支援として、子育て世帯への臨時特別給付金、休業による収入減で住居を失う恐れのある世帯に住居確保給付金をはじめ、「生活費用貸付制度」として、休業等により収入減で生活が苦しい世帯に緊急小口資金、失業等により日常生活の維持が困難となった世帯に総合支援資金、さらに、各種納税の猶予、学習支援にタブレット貸与、事業者向けの店舗等の家賃補助、各種助成金など、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者の方や市民の方を支援するための制度を行っています。お困りのことがございましたら、まずはご相談ください。

令和2年第2回定例市議会では、感染症対策を徹底した上での開会となり、これまでの形式とは異なった議会となりました。新型コロナウイルス感染症に対するこれまでの市の取り組み、学校再開ついての課題や今後の教育活動のあり方、第2波・3波の感染拡大に備えた検査・医療体制の強化などについて取り上げられ、市提案の議案、議員提案の発議案、陳情などの採決が行われ、市長提案の議案はすべて可決されました。

私たちの生活、経済を一変させた新型コロナウイルス。緊急事態宣言が解除されても、政府が求める新しい生活様式のなかでは、マスクの着用、人との距離感を保つなどソーシャルディスタンス等の日常生活における3密対策。そして、働き方においても、在宅勤務、時差通勤、オンライン会議など多様で柔軟な働き方が求められています。  

新しい社会の変化に適応することは簡単なことではありませんが、今後はあらゆる変化に対応していかなければならないと思っています。根元となる感染症対策はもちろんのこと、市民のみなさまを取り巻く環境の変化に、仕事や生活に影響を及ぼさないよう守りながら前進させていくことが私の責務だと思って取り組んで参ります。