今年最後となる議会、令和3年第4回定例会が12月21日に閉会しました。
市長から提出された議案はすべて可決され、そして最終日に追加提出された子育て世帯への臨時特別給付金、いわゆる18歳以下の10万円給付の一括給付も可決となりました。これによって年内に子育て世帯へ現金10万円が一括支給されます。

本件については、所得制限の適用、現金またはクーポンなど二転三転と政府の方針が変わりましたが、元を辿れば、目的は子育て世帯を支援するという趣旨だったはずです。それがいつの間にか、景気対策、経済対策など政府の政策目的がどこにあるのか曖昧で、何のための給付なのか定まらない状況が続きました。とは言いましても、年内に現金一括給付されることは本当によかったと思います。

さて、今年も残すところわずかとなりました。コロナ禍における大変な一年でした。緊急事態宣言下に新年を迎え、長期にわたって解除と再発令が繰り返されました。そして、感染拡大に歯止めがかからず、8月のピーク時には東京で5024人の感染が確認されました。各種行事やイベント開催も中止となり、飲食店を中心に経済的にも大変厳しい状況が続きました。そして2月より、感染拡大を抑えるためのワクチン接種が医療従事者から開始され、本市における2回目の接種率が約9割の状況です。そして3回目の接種は、12月初旬より順次行われます。接種券は、2回目接種から8ヵ月経過する方に順次発送される予定です。

今年の大晦日から元旦にかけて終夜の鉄道運転が2年ぶりに実施されるそうです。徐々に普通の日常を取り戻しつつある今、再び感染拡大によって後退させてはなりません。来年は寅年です。有名なことわざで「虎は千里行って千里帰る」とありますが、一日で千里を往復できるほど勢いが盛んであるたとえから縁起が良いとされています。これまで約2年間、我慢を強いられたコロナ禍を盛り返すように、勢いのある日常を取り戻す、来年もより一層気を引き締める思いです。

本年も大変お世話になりました。ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。