正月明け、もうすぐ1月も中旬に差し掛かろうとしています。お仕事や学校生活など、日常生活にエンジンがかかり始める頃かと思います。エンジンが勢いよく動くよう、みなさまの動力源となるような市政活動をしていく所存です。

家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる「東京23区の消費者物価指数」は、先月中旬時点での速報値は前の年より4・0%上昇しました。40年8か月ぶりの歴史的な上昇幅だそうです。都市ガス代や電気代等のエネルギー価格の上昇と原材料高や円安などの影響で値上げが加速しています。

先日、木下街道沿いにある白井の菓子店でシュークリーム(100円)を買いました。前から思っていたのですが、以前と比べて一回り小さくなっているのではないかと。商品を手にとる自分の手が大きくなったのか、それとも商品側のシュークリームが小さくなったのか、調べたところ、原材料が高騰している中、やはり価格は据え置きで小さくなっているようでした。原材料等が高騰する中での価格据え置きは、絶え間ない企業努力でありますが、ただ最近では、その企業努力でも対処しきれず、材料費の高騰分が価格へ反映され、消費者である私たちの生活にも大きく影響しています。特に影響が大きい世帯には、普段の暮らしに支障がないように早急な支援が必要です。

現在、市が行っている「電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金」の締め切りが1月31日(火)に迫っています。主な内容は、物価高騰によって家計への影響が大きい世帯へ1世帯あたり5万円を支給する支援給付金です。住民税均等割非課税世帯には事前に市から申請書等が届いていると思いますが、それに加え令和4年1月から12月までの間に収入が減少し、令和4年度分の住民税均等割が課せられている世帯員全員の1年間の収入見込額が住民税均等割非課税相当の方、「家計急変世帯」の方も対象となります。

対象となる具体例として、令和4年1月から12月までの1ヶ月の収入を年収換算します。収入額の目安は、扶養無し(年収100万円、月収8万円)、配偶者・扶養1名(年収156万、月収13万円)、配偶者・扶養2名(年収205万円、月収17万円)、配偶者・扶養3名(年収255万円、月収21万円)等です。こちらは自らの申請が必要となります。今一度ご確認をお願いいたします。詳しくは、船橋市住民税非課税世帯等給付金コールセンター(0120777 136)までお問い合わせください。

【船橋市】電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金について

昨年は、低所得・子育て・若者単身世帯に「おこめ券」の配布も行われました。市は物価高騰支援策に熟慮に熟慮を重ね、限られた資源の中で生活に困っている世帯を最優先に支援しております。しかし現状は、どの世代・世帯に限らず収入の多寡を含め、それぞれの事情で困っているご家庭もあると思います。物価高騰に関する支援と、物価高騰を上回る賃上げが、今年の最重要課題であり解決しないとなりません。