今回の鬼怒川の堤防決壊による浸水被害に遭われた地域の皆様には、心からお見舞い申し上げます。一日でも早く安心な暮らしが戻るようお祈りいたします。
関東を襲った台風18号の影響による大雨で、甚大な被害を及ぼしました。報道では、東日本大震災と同様に一瞬だったとのことから、自然の力の恐ろしさを改めて実感したところであります。私の住まいの裏には、八木が谷と高野台の境界を流れる二重川という川があります。二重川には、高野台と八木が谷を往来する、高野橋と八木が谷橋がありますが、この橋が決壊した場合は、高野台の住民は避難場所である八木が谷北小学校に避難できないのではないかと、第2定例会の一般質問で取り上げました。
今回の鬼怒川の堤防決壊を受けて、改めて住民のみなさんに避難場所について知って頂きたいと思います。本一般質問の内容は、船橋市議会ホームページの本会議会議録にてご覧頂けます。
(東日本大震災クラスの震災が発生した場合の橋の安全性について)より一部
高野台地域の避難場所は八木が谷北小学校ですが、避難場所へ向かうのに鎌ヶ谷貯水池から白井方向へ流れる二重川を越えなければなりません。川を越えるには「高野橋」「八木が谷橋」を渡る必要があるが、架設年度、耐震基準などの橋梁の安全性は?
危機管理課さんの答弁。橋梁は平成15年に架設された橋梁で、耐震基準として平成7年に発生した阪神淡路大震災の影響を受け、平成13年度に改訂された耐震基準に基づいて設計されており、落橋はないということ。そして、震度7を記録した東日本大震災クラスの地震が発生した場合においても、損傷などによる一時的な通行止めなどの可能性はあるものの落橋はないということでした。しかし、避難場所が橋向こうにある以上、万が一橋梁に損傷があった場合には、避難場所に行くことが困難な方もいることを考えると、避難場所を変える必要があります。そこで避難場所の変更について問いました。
危機管理課さんの答弁。災害時には自治体同士が協力、支援を行うことを目的に県内の市町村間で「災害時における千葉県内市町村間の相互応援に関する基本協定」を結んでいる。なので、他市の白井市や鎌ヶ谷市にも避難できるというもの。高野台には、学校や公民館施設がないので避難施設の設置は難しいが、橋を渡る必要がなく、近くの白井第三小学校に避難する事ができるということ。本協定については、多くの市民の方もご存知なかったと思う。避難所までの距離も、八木が谷北小と比べても白井第三小まで約200メートルも距離が近く、橋が通行止めになったとしても橋を渡らず他市に避難ができることは地域の方も安心されると思う。
以上のように、住所による避難場所の指定はないので、どの避難場所に避難していただいても構いということ。また、災害時における千葉県内の相互応援協定に基づき、市外の避難施設に避難していただいても問題ありません。万が一の災害時にはご自宅付近の避難場所でなく、現在地から一番近い避難場所へ避難をしてください。
アイキャッチ画像元:http://nijiura.blog.so-net.ne.jp/archive/201111-1(※著作権法第三十二条)