政府は3月5日、マイナンバーカードの情報をスマートフォンに搭載できるようにする改正案を閣議決定しました。これにより、スマホのみで本人確認が可能となり、持ち運びの利便性が向上するとした一方で、マイナンバーカードの信頼性やシステムが不安定な状態のまま、用途を拡大することには慎重にならなければなりません。

最近は、電車移動や買い物など、現金を持たなくても、ほとんどがスマホ一台で済んでしまいます。私もその一人で、最近は、キャッシュカードを使わないスマホATMも利用し始めて、ますます現金を持ち歩く習慣が減りました。
先週、三咲駅から電車に乗る際に、スマホを取り出そうとしたところ、自宅に忘れたことに気づきました。急いでいたこともあり、自宅に取りには戻らず、スマホの無い一日を送ることにしました。

例えば、電車移動の際、モバイル型の交通系ICカードを利用できず、路線図から目的地を目で追いながら運賃を確認し、電車切符を購入しました。また、移動中の電車内では、スマホでニュースが見られないため、持ち合わせていた本を読みながら到着を待ちました。さらにその日は、腕時計も忘れてしまい、街中の時計を気にしながら歩きました。コンビニでの買い物も、手持ちわずかの現金で済ませました。休憩時間にはいつもスマホを手にしていましたが、外の風景を見ながら、少し手持ち無沙汰な時間を過ごしたりと、スマホがない生活に不便を感じました。同時に、電話以外の連絡手段であるLINEやメールなどは、幸いにも持っていたパソコンで、仕事上の支障がなかったことから、代替手段が確保されていれば、トラブル等が生じてもなんとかなるという気づきもありました。

最近は、スマホを持ち歩くことが前提となりがちですが、忘れた時の代替手段を確保しておくことも重要です。今回、スマホを忘れたことで日常を見直すきっかけにもなり、複数の選択肢を残しておくべきことを改めて考えさせられました。

今年の秋に、従来の健康保険証が廃止され、マイナンバーカードに一本化される予定です。 マイナンバーカードと健康保険証の一体化、スマホへの搭載は利便性向上を期待できますが、紛失や通信障害などのリスクも考慮する必要があります。「卵は一つのカゴに盛るな」という、卵を複数のカゴに分けて盛ることで、一つのカゴを落としても他のカゴの卵は無事に保つことができるという言葉がありますが、何でもかんでも、一つに集約しないことが大事であると思います。個人情報を一つにまとめるべきではありません。