船橋市消防局の火災・救急情報によると、4月30日現在、火災件数は前年同期比3件増の48件、救急出動件数は前年同期比930件増の約1万3000件と大幅に増加しました。主な理由は、急病、一般負傷、交通事故などが挙げられます。救急車は限りある医療資源ですが、緊急性が高い場合はためらわず119番、迷った場合は「♯7119」に相談し、救急車の適正利用にご協力をお願いします。

さて、開会中の市議会において、6月6日に次の内容で一般質問をする予定です。
市民の方から、救急車が緊急走行する際、「救急車が通ります」などのマイク放送がされないのはなぜかとの指摘がありました。交通量が多い時は、救急車両が見えづらく、サイレンのみが聞こえ、どこから出てくるのかわからない、特に交差点に差し掛かる時は、出会い頭の衝突の危険性もあるので、救急車両が接近することを知らせてほしいとのことでした。

消防車や救急車などの緊急自動車は、サイレンと赤色灯の使用が法律で義務付けられていますが、マイク放送は義務ではなく、自動音声を知らせるなど状況に応じて行われています。ご指摘の通り、交通量が多い時間帯や交差点付近では、サイレン音だけでは緊急車両の接近方向がわかりにくく、事故の危険性がありますが、常時マイク放送ができない理由に、安全運転への集中や複雑な交通状況への対応があります。しかし、交通量が多い場合や交差点付近でのマイク放送は、他の車両や歩行者に注意を促し、より安全な緊急走行と、一秒でも早く現場に急行することができます。

そこで、交通量が多い場合や交差点付近では、マイク放送の必要性が高いと考えられますが、現状はどのような対応が取られているのか。また、市民の方から「なぜマイク放送されないのか」という疑問に対して、どのような理由でマイク放送が難しい場合があるのか伺う予定です。

続いて、消防局では市内で火災等が発生した場合に、電話回線を活用し音声による火災案内を提供していましたが、昨年で終了しました。これまでは、消防車などのサイレンが聞こえたら、火災や規模の大きな災害事故の情報は電話をかけて知ることができましたが、現在は、ふなばし情報メール等で火災や大規模な災害事故の情報を配信していますが、通知のタイミングにばらつきがあり、知りたい時にすぐに情報を得ることができないなど、市民から不便を感じるという声が寄せられています。

そこで、ふなばし火災等情報が配信される主な条件はどのようになっているのか。また、情報が配信されないケースにはどのような場合か。そして、確実に情報を知る方法として、従来の音声案内のように、いつでも情報を得られる代替手段があるのか、市の見解を伺う予定です。誰にでも理解できるわかりやすい答弁を求めたいと思います。