7月に入って、ホームセンターやスーパーマーケットで、お盆飾りを見かけるようになりました。ご先祖様や故人様を迎えて感謝を伝え、供養するためのお盆は、東京を中心とした一部の地域は7月15日で、大多数の地域は8月15日です。

さて先日、市民の方から、万が一の事態に備え、ご逝去された場合の手続きについてご相談をいただきました。不幸は突然訪れることがあります。悲しみに暮れる中、様々な手続きに追われることのないよう、事前に流れを知っておくことは大切です。  

船橋市では、大切な方を亡くされたご遺族の方が、必要な手続きをスムーズに進められるよう、おくやみコーナーおくやみハンドブックがあります。
おくやみコーナーは、市役所1階の戸籍住民課で、ご遺族に必要な複雑な手続きの一括サポートを行っています。ご遺族の方とお話をしながら必要な手続きについて、各窓口のご案内や申請書の作成支援などを行っています。こちらは3日前までの事前予約が必要で、電話または窓口で予約可能です。

一方で、おくやみハンドブックは、ご自身でよりスムーズに進められるよう、市役所での手続きなどをまとめたパンフレットです。市役所での手続きや必要な持ち物、手続きの流れを分かりやすく説明し、便利なチェックリストも備えています。死亡届に必要な書類から返還すべき証明書まで、丁寧にリストアップされており、具体的な手続きについても分かりやすく説明されています。例えば、葬儀後の諸手続き、年金、保険、税金などに関する市役所の手続きをはじめ、市役所以外の手続き、そして、ご遺族の方がご利用いただける制度など幅広く、必要な手続きが一冊にまとめられています。 

こちらのハンドブックは、市役所、船橋駅前フェイスビル5階、出張所(二和、豊富等)において、無料でお渡ししています。また、船橋市のホームページからもダウンロードが可能ですので、急な事態に備えて、ぜひお手元に置いてあると便利な一冊です。

今回の冊子は近くの出張所でいただきましたが、市役所や各出張所には、「おくやみハンドブック」をはじめ、市民生活に関する様々な冊子や資料が数多く置いてあります。これらの資料は、どれも見やすく、日常生活に役立つ情報が満載です。特に、文字の大きさが高齢者の方にも配慮されていて、最近近くの細かい字が読みづらい、目を細めてピントを合わせる、老眼気味の私にとっても、読みやすいものでした。

このように市民にとって便利で読みやすい冊子は、ぜひ多くの方に手に取っていただきたいと感じました。しかし、市の広報紙もそうですが、本当に必要としている方に情報が届くようにするには、まだまだ課題があると感じた今日この頃です。

梅雨が明けたしばらくは、高温多湿の空気に覆われるため、35℃以上の猛暑日が予想されています。熱中症にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。