通勤・通学時の汗ばむ中、チラシをお受け取りいただき、ありがとうございます。連日の猛暑の中、大変お疲れ様です。熱中症などにはくれぐれもご留意ください。

先日行われた夏の高校野球千葉大会では、2年ぶりの甲子園出場を期待されていた市立船橋高が、惜しくも決勝戦で敗れてしまいました。8月7日から開催される夏の甲子園では、暑さ対策として、開幕3日間は試合を午前と夕方に分ける2部制が導入され、開会式も時間を繰り上げるなど、様々な暑さ対策が取られるようです。

一昔前の運動部では「水を飲むな」という指導が一般的でしたが、今では「水を飲め」と水分補給が推奨されています。当時は厳しい根性論が主流で、私もトイレに行くふりをして手洗い場の水をこっそり飲んでいました。今振り返ると、当時の慣習は非常識であったと感じます。しかし、暑さ対策が進み、運動中の水分補給が常識となったことは良い変化です。

世界で最も暑い国として知られるのが、アフリカ北東部に位置するジブチ共和国です。平均気温は約25度から30度、夏場は40度前後が当たり前で、過去には最高気温71度を記録したと言われています。温泉はもちろん、ドライヤーの熱風よりもはるかに暑い国です。
人口110万人が暮らす小さな国ですが、日中の酷暑を避けるため、午前7時から午後1時までの短い労働時間や、暑い時間帯の外出を控える生活スタイルが定着しています。暑さが和らぐ夕方以降にお店や企業が営業を再開するなどの習慣ですが、日本とは環境が異なるものの、暑さ対策のヒントになるのではないでしょうか。

さて、最近はテレビや新聞等で、クーリングシェルターという言葉をよく耳にするようになりました。クーリングシェルターとは、暑い日や熱中症の危険がある時に、涼めるよう冷房の効いた施設に避難できる場所のことで、誰でも無料で利用することができます。
船橋市でも、市役所や公民館などの公共施設をはじめとした市内44施設でクーリングシェルターを開設しています。運用期間は10月23日までで、概ね午前9時から午後5時まで、日中の気温が上昇する時間帯に利用可能です。

開設されているクーリングシェルターは、船橋市役所をはじめ、二和、三咲、小室、北部公民館などの各公民館、二和、豊富出張所などの各出張所、北図書館などの各図書館の公共施設のほか、民間施設では、ウェルシア咲が丘店などの各店舗、イオン船橋、船橋駅前の東武百貨店などに設置されています。

外出時に、危険な暑さに見舞われた際はクーリングシェルターを活用して一時休憩するなど、熱中症対策としてお役立てください。熱中症対策は、生活環境の改善のみならず、働き方を見直すきっかけにもなると思います。