先週の水曜日、駅頭に立っていた際、三咲駅の教習所側にある自転車駐輪場の自動精算機が故障しているのを目にしました。液晶パネルは殴られたような跡があり、ヒビが入って操作できない状態でした。故障したパネルの横には、「出庫の際はご連絡ください」という張り紙とともに電話番号が記載され、精算機の上には無造作に100円玉が数枚置かれているなど、異様な光景でした。

通勤ラッシュの時間帯だったため、駐輪場の精算機故障により大混乱でした。三咲駅を利用する方の駐輪がほとんどですが、中には三咲駅で下車して駐輪場に停めてある自転車に乗って、さらに北部方面へ、通勤・通学される方もいます。そのため、ラッシュ時での精算機の故障は致命的です。

その中で、外国人の方が電話対応に困っていたため、私が代わりに対応しました。支払いができず出庫できない現状を説明し、駐輪位置の番号を伝えると、遠隔でロックを解除してもらいました。また、料金は精算機の上に置いてくださいと言われ、料金を支払って、ようやく精算対応から7分後に出庫できました。新京成線の朝7・8時代は、約4~8分の間隔ですが、7分のタイムロスは非常に大きいです。

電話がつながり、遠隔でロックを解除できたのは幸いでしたが、通勤・通学の時間帯だったため、その間は係員に現場へ出向いてもらい、直接対応してもらえれば、よりスムーズだったはずです。小銭がない場合のお釣りの対応は、どうするつもりだったのでしょう。このような不測の事態への対応は、まさに危機管理そのものです。

さて、船橋市議会の一般質問で9月13日、災害時に有効とされるリヤカーの配備状況や活用について質問しました。近年、台風や局地的豪雨などの自然災害により、車両での移動が困難になるケースが増えています。このような状況下では、人力で物資や人を運べるリヤカーが非常に有効です。実際に東日本大震災でも重要な役割を果たしました。しかし、本市ではリヤカーの配備が不十分です。防災対策として、避難所だけでなく町会や自治会への配備を進め、住民への周知徹底が必要です。

市の答弁では、リヤカーが避難所の備蓄倉庫や物資搬送に有効であり、市内には96台配備されているとのことでした。また、自主防災組織への購入補助も制度が十分に活用されていない現状を指摘したところ、市は今後、総合防災訓練や防災フェアなどで、リヤカーの購入補助や活用方法を積極的に周知していくとのことでした。

本市は特に、狭い道路が多いことから、災害発生時にはリヤカーが効果的な移動手段となります。市民への積極的な周知と啓発活動を通じて、災害への備えを強化していくことが重要です。引き続き、注視していきます。