先日、自宅に千葉県警の方が来ました。インターホンのカメラ越しに家内が確認したところ、スーツ姿の二人組でした。強盗事件が頻発している時期なので、私が変わって恐る恐る玄関に向かい、ドアを開けた瞬間に襲われることも想定しながらドアを開けると、警察手帳を掲示され、近隣のことでお話が聞きたいたいとのことでした。おそらく本物の警察官だったと思いますが、後々、本当だったのかなと不安もよぎりました。最近は、警察官を装った犯罪も増えているので、来訪者の所属先に確認することも大切であると感じました。
先週末、私の携帯に詐欺電話がかかってきました。着信は国際電話であることから明らかに不審でした。電話に出ると、「2時間以内にすべての通信を停止する」という自動音声が流れ、オペレーターとの会話を促されました。オペレーターにつながると、威圧的で低い声の男性が、「あなたの電話番号が犯罪に使われている」と話し始めました。私は淡々と聞いていたところ、相手は急にドスの効いた声に変わり、「じゃーな」と捨て台詞を残して一方的に電話を切ってしまいました。声のトーンから、こいつはダメだなと思ったのでしょう。その後、折り返し電話をかけてみましたが、応答はありませんでした。
調べてみると、総務省職員を装った詐欺電話のようで、虚偽の説明で相手を混乱させ、恐怖心を煽って個人情報を聞き出したり、金銭を要求したりする手口でした。
続け様に翌日、また私の携帯に詐欺らしき電話が非通知でかかってきました。電話に出ると、明るい声の男性が「高橋様のお電話でしょうか」と話し始めました。明らかに様子がおかしかったので、どのような展開になるのか話を続けたところ、途中で一方的に切られました。こちらも同じく、相手から時間の無駄だと思われたのでしょう。
これまでの例から、詐欺師は、相手が騙されそうにないと判断すると、すぐに電話を切ってしまう傾向があるように感じました。そもそも電話に出ないことが一番ですが、万が一出てしまった場合は、落ち着いて毅然とした態度で対応することが重要です。声のトーンや話し方で、相手もこちらの様子をある程度察することができます。顔が見えない相手だからこそ、冷静さを保ち、相手の術中にはまらないよう注意が必要です。
現在、船橋市内の一部の地域において「令和6年全国家計構造調査」を実施しているところですが、調査員を名乗る「かたり調査」と思われる事案が発生しています。不審に思った市民の方が国のコールセンターに問い合わせたことから事態が発覚しました。口頭で税金や年金をいくら支払っているかを聞くことはありません。少しでも不審に思った場合は、直ちに市役所や警察へ連絡してください。
今議会でも住宅における防犯対策について取り上げました。市の対応について、今後の進展を注視していきます。