皆さまは車に乗るときにドアロックを掛けていますか?

先週金曜日の朝5時ごろ、外がまだ暗い中、コンビニに立ち寄ったあと、車の中でテレビを見ていると、フロントガラス越しに、運転席側の方から帽子を深くかぶった男性が、助手席側の方に近づいてきました。何か言われるのかなと、窓を開けようとしたら、いきなり助手席のドアを開けられ、そのまま乗り込んできました。バタンと助手席のドアを閉められ、そこには見知らぬ男性が乗っていました。突然の出来事に、一瞬時が止まりました。

あらゆることを想定しながら恐る恐る、相手に背を向けないように運転席のドアに手をかけ、勢いよく運転席から降りて、助手席に向かって「何ですかっ!!」と怯えながら声を張り上げました。すると男性は、驚いた様子でこっちを見て、「あ、すみません」と慌てて車から降りて、去っていきました。その後、あたりを見回すと、私が乗っている車と全く同じ車種と色の車が止まっていました。外も暗かったので、きっと乗り間違えたのでしょう。今後はドアロックをかけて用心します。

このように、普段意識していないところで、危険に出くわすことがあります。特に最近は、物騒な事件が立て続けに発生している中、防犯意識が重要です。例えば、家なども要塞のような造りでない限り、できるだけ防犯対策をした方が安全に越したことはありません。

船橋市議会は22日、臨時議会を開き、防犯対策を含む補正予算を可決しました。住まいの防犯対策補助事業は、住宅に設置する防犯対策物品の購入費用の一部が補助されます。対象は令和7年1月23日以降に購入した物品で、カメラ付きインターホン、防犯カメラやセンサーライト、窓への補助錠、防犯ガラスなどの防犯対策物品で、補助金額は購入費の2分の1(上限2万円)。申請期間は令和7年3月3日から31日まで。申請方法などの詳細は、開始日の3月3日に市から発表されます。
臨時議会で私は、会派を代表して周知方法について質問しました。

今回の補助制度は、被害に遭いやすい世帯、特に高齢者世帯に確実に情報が行き渡ることが何よりも重要だと考えています。そこで私は、高齢者世帯へ確実に情報が行き渡るように、郵送による個別案内や、町会・自治会、民生委員の方々の協力を得るなど、直接的な周知が必要ではないかと質しました。
市は、高齢者世帯への周知は重要であると考えている。広く市民へ周知するとともに、町会・自治会へ回覧や掲示等のご協力をお願いし、高齢者世帯への周知に努めていきたいとの答弁でした。

今回の補助制度は被害を未然に防ぐことが目的です。したがって、特に被害に遭いやすい高齢者の方を中心に確実に案内が行き渡るよう、周知徹底をお願いしました。

【動画】船橋市議会録画放映 議案質疑