今年最後の市議会定例会が16日に開会し、市長から提案された19議案を審議しています。一般質問は29日(月)3番目に登壇する予定です。今回は、近年、無差別殺傷事件が頻発するなかで、子どもたちの安全対策と、防犯対策を超えた社会的孤立を解消する共生社会の実現をテーマに質問します。
【予定している主な質問内容】
◎小中学校のスマホ持ち込みについて。
学校以外において児童生徒等が身を守れる安全対策として、登下校や部活動など学校以外での緊急事態に備えるための連絡手段としてスマホの持ち込みを可とするものです。現在、持ち込みは原則禁止となっていますが、届出を提出することで持ち込みが認められています。しかし、対応はそれぞれ学校ごとに、そして届出件数が著しく少ない状況のことから周知はどのように行なっているか。また、届出をすれば小中学校ともにスマホの持ち込みができるのかどうか、スマホの持ち込みを希望する保護者に対して、しっかりと周知できているのか伺います。
◎孤立・孤独対策について。
社会全体の繋がりが希薄化している中、長期にわたる新型コロナウイルスの影響で、孤立、孤独の問題がより一層顕在化しているとのことで、本年2月に内閣官房において孤独・孤立対策担当室が設置されました。本市でも同様に、悩みを抱えている方が各種支援制度や相談先を探しやすくなるよう、孤独・孤立対策として相談先を一元化、取り組み状況や方向性などについて伺います。
◎リカレント教育について。
リカレント教育とは、社会人の学び直しで、仕事で求められる能力を磨き上げるものとして、スキルアップあるいはキャリアップの機会を提供するものです。職業や就労に適した技能や資格を習得した際の費用の一部に対して補助金を交付するなど独自の取り組みを始めている市区町村もあることから、本市でも社会人の学び直しを前提としたリカレント教育について、第三次船橋市生涯学習基本構想・推進計画(素案)のなかでも取り上げられていることから、市の所見と今後の方向性について具体的にどのようなことを検討しているのか伺います。
◎創業支援について。
新型コロナウイルスの影響により、雇用や所得環境に大きく影響を及ぼしています。なかでも、対人サービス業など非正規で働いていた女性がコロナ禍で失業に追い込まれています。再就職に向けた各支援セミナーも行われていますが、限られている募集枠の中で、年齢や経験など条件に見合った再就職先を探すのも困難です。そこで、条件にも左右されない起業も働く選択肢として、そして、女性活躍支援の選択肢を広げていくためにも創業支援にも力を入れていく必要があります。女性の視点をいかした事業を促進するためにも、そして、男女共同参画の観点からも市は、就活以外にも働くあるいは人生の選択肢として起業するという選択肢があることを視野に入れながら市の考えを伺います。
市長から提案された19議案の審議とともに、地域共生社会の実現のために、しっかりと質問していく所存です。