船橋市議会が26日に開会され、市長から提出された16議案を審議する予定です。津田沼駅前歩道の一時利用の駐輪場の廃止と同時に近隣に新たな駐輪場の設置。公立小学校(1・2年)の電子黒板導入の物品供給契約、長期化するコロナ禍で、食費等の物価高騰に直面する低所得ひとり親世帯に向けた5万円の支給についてなどが審議されます。そして一般質問は、6月2日に登壇する予定です。主な内容は次のとおりです。
【オンライン申請・手続き等について】
本件について総務省は、自治体の行政手続のオンライン化を目的として、令和4年度末を目指し、国と自治体が協力しマイナポータルを活用したオンライン化を進めるとしています。皆様もご承知のとおり、マイナポータルとはマイナンバーカードを使って様々な行政手続きやお知らせ等の確認がオンラインで24時間可能とするものですが、本市における行政手続きの種類が近隣他市と比べて少なく、特に高齢者福祉、介護関係の手続きが全くありません。行政手続きのオンライン化は、住民の利便性向上が求められると同時に、移動や外出が困難な、特に高齢者や障害者の方など、デジタル化の恩恵を受けられる環境整備が必要であると私は思います。そこで、高齢者福祉、介護関係の手続きの種類をもっと増やすべきではないかと質す予定です。
【ふるさと農園について】
近年、コロナ禍の巣ごもり需要などで、家庭菜園やガーデニングなどから農業体験の需要が高まっています。本市においても、農園の大切さと都市農業に対する理解を深めてもらう目的として、ふるさと農園を市内16ヶ所で開設しています。土地の所有者と利用者を市がマッチングさせるもので、気軽に農作業を楽しめる場として、多くの市民の方々にご利用いただくものです。しかし一般的な農業体験とは異なり、土地だけが提供されるもので、農具資材等の貸し出しがなく、駐車場もありません。加えて、利用期限は1年更新(最大5年)となりますが、自動更新であることから、なかなか新規での応募ができない状況となっているなど問題点が多くあります。そこで、多くの市民に関心や興味を持ってもらうためにも、少しでも利用のハードルを下げ、利便性の高いサービスを提供するべきであることを質疑する予定です。
今議会は6月24日までの33日間にわたって審議されます。私たちの生活に有益となるような視点で審議に取り組んで参ります。