先日、コンビニでの買い物で、QRコード決済をしようとしたところ、決済画面がなかなか立ち上がらず、店員さんを待たせてしまうなど、困ったことがありました。原因は、システムメンテナンスによる利用停止によるものでした。システムが正常に稼働するように行われる保守作業で、メンテナンス中は利用停止になることがほとんどで、大半は利用時間帯の少ない深夜から早朝にかけて行われます。私は駅頭前の早朝にコンビニに寄ることが多く、このような事象は多々あります。ちなみに交通系電子マネーであれば、このようなケースでも、残高がある限りは決済することが可能です。
少し前に、数千万人以上の利用者が長時間にわたって通信を使えなくなる大規模な通信障害が問題となりました。突然、電話やメッセージが使えなくなるなど、国内全域で混乱したことは記憶に新しいと思います。このような問題は、生活や日常業務に深刻な影響を及ぼし、社会の機能に支障をきたす可能性があるのと、特に災害発生時には、ユーザーのアクセスが集中することで通信回線が混雑し、通信障害が発生することがあります。
最近の報道では、携帯大手が提供する公衆無線LANサービスで、大規模な災害時に無料で利用できるファイブゼロジャパンが通信障害時にも無料開放を始めるとしています。利用者はスマートフォンの設定画面で「00000JAPAN」を選択するだけで、通信障害時でもネット接続ができます。このような無料Wi-Fiの開放によって、緊急時の連絡手段の確保や、キャッシュレス決済の利用にも支障をきたさない環境が整います。
00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)ってなに? ~災害時の公衆無線LANサービス
私の過去の質問でも、ファイブゼロジャパンについて取り上げ、災害時における無料Wi-Fiの存在と利用方法について、多くの市民に向けて積極的に周知するよう求めて参りました(平成30年第2回定例会)。そのほかに最近では、マイナンバーカードをはじめ、保険証や免許証などもスマホに搭載されるようになり、ネットワーク接続などの通信インフラの重要性がますます高まっている今、障害発生時の多様な通信手段の確保が求められていると思います。
5月18日の令和5年第1回臨時会では、新しい議長や副議長が選出されました。そして、各委員会の構成も決まりました。私は、議会運営委員会と建設委員会の所属することになりました。月末から本会議が始まります。議案質疑や一般質問が行われますが、選挙期間中にお寄せいただいた相談内容を中心に、議会で取り上げて参りたいと思います。