これから本格的な夏を控えて、海をはじめ池や川など水辺で過ごす機会が増えると思います。夏の自然遊びの代表格であったザリガニですが、その取り扱いについて、大きく変わろうとしています。
「アメリカザリガニ」や「アカミミガメ(通称ミドリガメ)」など6月1日より、法律の改正に伴い条件付き特定外来生物に指定され、購入や販売、そして野外放出等が禁止になります。つまり、野外に逃したりすると違法になり、罰則として3年以下もしくは300万円以下の罰金が科されるようになります。

2023年6月1日よりアカミミガメ・アメリカザリガニの規制が始まります!

特に「アメリカザリガニ」は、小学校などでの飼育や、川で割り箸に凧糸でスルメを吊るして釣りで遊んだ記憶など懐かしく思い浮かべる方も多いと思います。そんな慣れ親しんだ「アメリカザリガニ」が規制対象となるので驚きです。
その理由は、水中に生えている水草を刈る習性があり、水草を隠れ家としていた小魚などが卵を産めなかったりするなど、水中に生息している生物のほか、水鳥がいなくなるなど、水辺の環境に大きく影響受けることから、日本の生態系を守るために規制をするものです。
ザリガニは東北地方に生息する「ニホンザリガニ」や、食用とされる「ウチダザリガニ」など様々な種類がありますが、そのうち最も日本でみられる「アメリカザリガニ」です。
「アメリカザリガニ」は名前通り、アメリカ原産であり、ミシシッピ川流域が生息地となります。戦前の日本で食材とされていたウシガエルの餌として、現在の鎌倉市に初めて輸入され、後にウシガエルの養殖場が閉鎖後、その池から逃げ出したアメリカザリガニが野生化し、全国に広がって今に至るとされています。また、環境省によると、国内の需要形態として、鑑賞用、教材用、そして食用としての利用に大きく分けられ、千葉県北部から茨城県南部の利根川水系周辺では食べる習慣があるそうです。

今回たまたまニュースを目にして知りましたが、このような身近な法律改正は、早めに周知しないと、思わぬトラブルに遭遇する恐れがあるかもしれません。現地時点では情報が少なかったので、このような規制内容を広く正確に周知する必要があると思いました。
そして5月29日、改選後初めての議会が開会しました。燃料費や物価高騰に寄る支援策を中心とした12議案が審議されます。そして、私の一般質問は6月9日(金)の午後に登壇する予定です。市民の皆様の声を議会でしっかりと発して参る所存です。

令和5年第2回定例会、一般質問の質疑者及び順序