先日の台風2号の上陸に伴い、各地で被害が相次ぎ発生しました。船橋市では2日夕方から3日午前中まで、線状降水帯の影響で雨が強まり、深夜には防災行政無線で公民館などの避難所の開設と、高齢者等避難を発令しました。幸いにも大きな被害は報告されませんでしたが、道路の冠水、住居の浸水、倒木などの被害が発生しました。改めて今回の被害状況からも、災害の発生を未然に防止するための取り組みや、今後あらゆる被害状況を想定した支援についても考えなければなりません。

さて、5月29日に開会した市議会ですが、物価高騰対策の補正予算案など12議案が提出されています。中でも、子育て支援として、千葉県の支援事業では、物価上昇による影響を考慮し、子供たちの習い事や体験活動などにかかる費用の負担を軽減するため、小中学生を対象に児童一人当たり1万円の支給。そして、船橋市の支援事業では、同じくエネルギーや食料品の価格上昇による影響から、子育て世帯を支援するために、小学生から高校生まで児童一人当たり1万円の子育て応援給付金を支給。小学生から中学生までのお子様がいるご家庭では、県と市で合わせて2万円が支給される予定です。6月30日の議決後、10月までの振り込みを予定していますが、支給日や支給方法などの詳細については改めてご報告いたします。

議案概要(令和5年第2回定例会)

続いて私の一般質問ですが、6月9日(金)の午後に登壇します。今回は、選挙公約の内容を中心に取り上げます。公約では、「住環境の整備として、小室地域など北部地域の住環境の整備等、地域で安心して医療を受けられる施設の整備を目指します!」と掲げました。
市民の方から市役所本庁舎へのアクセスの困難さに対する声が多く寄せられています。マイナポイント申し込み支援を例に挙げ、今後は来庁してもらう以外に出向くことを求め、行政手続きをより近くで行える「動く市役所」を提案する予定です。
また、小室地区には現在医療機関がなく、健診やワクチン接種時には交通不便等で多くの市民が困っています。以前に、特定健診やワクチン接種など、一時的に公民館や学校などの公共施設の利用を提案しましたが、後ろ向きの答弁でした。他市では移動診療車の実証実験を行っている例もあり、今回新たな代替案として、本市でも実証実験の検討について提案します。
そして、特殊詐欺対策については、振り込め詐欺防止装置のキャンセル待ちの状況と、前回に取り上げたAI技術を活用した特殊詐欺対策サービスの効果について伺う予定です。その他には、画像や文章を自動生成してくれる生成AIを業務で活用する際の利用ルールを定めるよう提案する予定です。

令和5年第2回定例会、一般質問主意通告書を掲載します