来年春から、東海道新幹線など車内での喫煙ルームがなくなることが決定したことが報じられました。新幹線の開業から60年を迎える節目に、初めての完全禁煙となり、車内でたばこが吸える場所がなくなります。
昔は、駅のホームの喫煙は一般的で、電車が近づくと線路にポイ捨てしている光景をよく見かけました。また、電車内の座席脇には灰皿が設置されており、多くの人がタバコを楽しんでいました。新幹線の喫煙席では、扉を開けると車内は、たばこの煙が充満し、車内が真っ白なんてことも今ではとても懐かしく思います。
さて、西船橋駅に向かう際、小室駅からは東松戸駅で武蔵野線に、また新京成線では、北習志野駅で東葉高速線に乗り換える方が多いと思います。私も行徳の歯医者に通院していることから、よく利用するのですが、西船橋や船橋方面への移動は、必ず乗り換えをしなければならず、北部地域の住民にとって西部地域への移動は、やや不便を感じます。
その東葉高速線ですが、飯山満駅と東海神間駅の間に新駅の設置が計画されています。場所は船橋市中央部の海老川上流地区付近を予定地としています。この新駅計画については、当初の開業予定は令和8年度末でしたが、土地区画整理事業全体のスケジュールの遅れによって、開業は令和10年度末の見込みとなりました。
船橋市には9つの鉄道路線と35の駅がありますが、新しい駅が1つ追加されることによって、地域全体に大きな利益が期待されています。新駅は新たな交通アクセスポイントを提供し、便益の向上と地域の活性化を促進することから、新駅の設置を待ち望みたいと思います。
また、東葉高速線は、運賃が高いことでも有名です。例えば、北習志野駅から西船橋駅までの3駅間が440円。対照的に新京成線では、京成津田沼から松戸までの24駅間で280円と、その価格差は明らかです。一方で、同じく運賃が高いとされていた北総線は、昨年10月に通学定期券などを大幅に値下げしました。値下げなどによって、利用客が前期比12・5%増、通学定期利用者も3割増加しました。今回の新駅設置を機に、東葉高速線も運賃の見直しや値下げを行い、多くの利用客を引きつける動きを期待したいものです。