現在、船橋市において、国指定史跡を目指して発掘調査を行っている縄文時代早期の遺跡の取掛西貝塚。全国的にもめずらしいといわれている遺跡を現地で見学そして体験ができるイベントが今月開催されます。昨年度の発掘調査に引き続き、今年度の発掘調査でも縄文時代前期の竪穴住居跡や弥生時代の竪穴住居跡などの様々な発見がされていますので、ぜひ現地へお立ち寄りいただきまして、一万年前の遺跡を体感してみてください。
取掛西貝塚は、船橋市飯山満から米ヶ崎にかけて広がる貝塚で、県道8号線の船取線沿いのペガサス乗馬クラブ付近にあります。(船橋市飯山満町1ー1382ー2付近)
昨年度から本格的な発掘調査を始めている取掛西貝塚は、縄文時代早期の約1万年前の遺跡で、県内最古級として全国的にも注目を集めている遺跡です。この場所では、縄文時代早期の貝塚と竪穴式住居が見つかっており、1万年前の土器類や、ヤマトシジミ主体の貝塚、日本最古級の動物儀礼跡も発見されています。船橋市は、今後3年かけて未調査地域の約5万5千平方メートルの発掘調査を行いながら、全容解明を進めて将来的に国指定史跡を目指しています。
この、約一万年前の遺跡に触れられる取掛西貝塚のイベント開催されます。昨年度、市内外から約500名もの参加をいただいた遺跡見学会を今年も開催されます。今しか見学できない遺構もある大変貴重なイベントです。当日自由参加できますので、お気軽に見学にお越しください。
◯遺跡見学会(参加費無料・申し込み不要)
・日時:8月18日(土)10時~11時30分
・内容:考古専門職員による遺跡の見学・解説、出土した土器などの遺物の公開・解説
◯親子de発掘体験(参加費無料・申し込み制)
・日時:8月23日(木)10時~11時30分
・内容:実際の発掘調査現場にて遺跡の発掘体験、見学
*詳しくは、”取掛西貝塚 イベント”で検索してください