緊迫するウクライナ情勢ですが、ロシアによる軍事侵攻から一ヶ月以上が経過しました。ロシア軍が撤退後の首都キーウ周辺では、これまでの惨状が明らかになりました。多数の民間人が犠牲となり、そして残酷な方法で殺害されるなど、人道的に許されない残虐行為に衝撃を受けました。

紛争下における人道が守られていないロシア軍の行為は、明らかな国際人道法違反であり、歴とした戦争犯罪として国際刑事裁判所の規定に従って処罰するべきだと思います。同法は第二次世界大戦後に戦時、平時を問わず人間の尊厳を守ることを目的とした国際紛争に関する国際法規です。二度とこのような過ちを繰り返さないためにも軍、指導者に対して厳正に処罰するべきだと思います。傍若無人な振る舞いを見せるロシアによる一方的な攻撃によって、多くの市民の命や生活が脅かされているなか一刻も早く、停戦すること、そして、ウクライナの方の安全確保と、ロシア軍の撤退を強く望みます。

私たちもできる支援として先月、船橋駅にて野田佳彦衆議院議員をはじめ地方議員団で募金活動を行いました。行き交う皆さまから、「あらゆる支援をしていくべきだ」とのお言葉と、貴重な寄付金も多くいただき、改めて人の優しさが垣間見えた一時でした。
そして現在、船橋市でも支援を行なっており、ウクライナの方が船橋市へ避難した方が安心して生活できるように相談窓口を設けています。生活全般の相談として、市役所への来所、電話、メールで受け付けています。言語も英語を含めた12言語で相談可能となっています。詳しくはウクライナの方への支援をご確認ください。

また、支援募金として、市役所ロビーや公民館などに置かれた募金箱のほか、地域福祉課(市役所本庁舎分室)に持っていくなどの方法で受け付けております。いただいた募金は日本赤十字社を通して寄付します。なお、物品での寄付は受け付けておりませんのでご注意ください。その他の支援についても現在調整中で、こちらも詳細が分かり次第、お知らせいたします。

ウクライナの方が、遠く離れた日本、そして船橋にも避難されてきた方が、安心して不自由なく生活ができるように早急な対応が求められています。国籍、民族が違えど、同じ人類として私たちが今できる支援と、そして平和への問いについて今、胸に手をあてて考えるべきだと思います。