質問とはわからないことなどを聞いたり質すことを意味しています。学生時代あるいは会社員時代はわからないことなどを人に聞く質問でした。ところが、5年前に議会へ送り出していただき、問い質す質問について今まで以上に深く学びました。

議会で年4回開会される定例会では、議会の議決を必要とされる議案とに加え、個々の議員が質問する一般質問があります。一般質問は議案に関係なく、議員が見つけ出した市政の課題を質問するものですが、よく一般質問はあまり意味がないのではといった否定的な意見もあります。

船橋市議会では不定期に各テーマを設けて議員研修会を行なっています。28日、「議会における質疑質問のあり方」について、龍谷大学の土山希美枝教授をお招きし、一般質問を中心とした質問する意義や手法など、質問のあり方について講演を聞きました。その内容は、なぜ一般質問をするのかといった本質的なところのお話や、ロジカルに質問をするための構造や組み立てといった実践的なお話も聞くことができ、とても実のあるお話でした。

また一般質問は、事前に市側に通告することが決められています。つまり、何を質問するのかを市側に伝えます。市側としても適切な答弁(答えて説明する)をするため、事前に調査ならびに資料を準備する必要があるとされていることから、質問する前日まで市側と打ち合わせを行います。どのような質問をして、対してどのような答弁をしますというような感じです。お互いに納得のいく噛み合う質問内容になれば、当日その内容を登壇して質問する流れとなります。議員側、市側ともに、用意した原稿を読見上げる方、あるいは原稿なしで質問される方、それぞれですが、質問日を迎える事前準備から質問が始まっています。

2月に入り、もうすぐ定例会が開会されます。今回も一般質問を行う予定ですが、今回学んだことを生かしながら、地域課題に対して目的とその手段を持ちつつ、市側に問い質して参りたいと思います。是非、一度傍聴に足をお運びいただけたら雰囲気を感じてもらえるかと思います。