三咲駅で9月16日、朝の駅頭活動をしていたところ、血を流して怪我をされている方がいらっしゃいました。慌ててその場に向かい止血しましたが、出血が多量で止血が難しかったことから救急車を要請することにしました。たまたまスマホを持っていなかった私は、その場に居合わせた女子高校生の方に要請をお願いしました。通学途中の忙しい時間帯にもかかわらず、救急車が到着するまでの間、丁寧に適切な対応をしていただきました。お陰様で無事に救急搬送されました。ご対応をしていただきました女子高校生の方には心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

スマホは電話やメール、情報収集以外にも、緊急時あるいは災害時などにも欠かせない生活必需品となり、最近では日常生活のみならず、行政サービスでの利用も拡大し、同時に、広がる情報格差の解消も喫緊の課題となっています。

さて、市議会の一般質問で8日、スマホの使い方について取り上げました。現在、船橋市のオンライン行政サービスをうまく活用されていない方が多くいるなかで、公民館等で行っているスマホ講座などを活用し、市が行っている行政サービスの紹介や操作方法等を案内すべきではないかと質しました。

【市の答弁】
公民館で開催しているスマホの基本的な使い方を教える入門講座では、地図アプリなどの活用方法等も内容に含まれ、受講者が実際にスマホを操作し、受講している。また、市のアプリについては、講座の際にチラシを配布し周知しているが、さらにふなっぷなどの市専用アプリの活用方法等を含め、お知らせできる方策について、各アプリの担当部署と連携していきたい。

誰もが平等に受けられる行政サービスが、デジタル化を進めることによって、オンライン手続きに不慣れな方は取り残されてしまう恐れがあります。スマホを活用した市の行政サービスを、市民の方に幅広く知ってもらい、そして利用してもらう機会を増やしてほしいと要望しました。

少し前にACジャパンのテレビCMで「バッターボックスに立つ87歳」として話題となった若宮正子さんという方がいます。58歳の時にパソコンを独学で覚え、81歳でスマホアプリを開発し、世界最高齢のプログラマーとして注目を集めました。その方曰く、「とにかくバッターボックスに立ってバットを振ってみる。バットを振ったら当たるかもしれないじゃないですか。」
現在もIT分野で幅広く活躍される87歳のプログラマーの若宮さんの言葉から学ぶ「とりあえずやってみる。」そのバッターボックスを用意するのは我々、行政の役割ではないでしょうか。