平成27年第2回定例会において、6月8日(月)に一般質問を行いました。今回、初めての一般質問ということで、市民のみなさんからの負託に確実に応えていく、頂いた1票をきちんとお返しをしたい。今回は、地元のみなさんからの声を一般質問として取り上げました。
①高野橋・八木が谷橋の安全性について
(東日本大震災クラスの震災が発生した場合の橋の安全性について)
昨今、いつおきてもおかしくないと言われている首都直下型地震のM8クラスの巨大地震について、高野台地域の避難場所は八木が谷北小学校ですが、避難場所へ向かうのに鎌ヶ谷貯水池から白井方向へ流れる二重川を越えなければなりません。川を越えるには「高野橋」「八木が谷橋」を渡る必要があり、架設年度、耐震基準などの橋梁の安全性を確認しました。
道路建設課の答弁。いずれの橋梁も平成15年に架設された橋梁で、耐震基準として平成7年に発生した阪神淡路大震災の影響を受け、平成13年度に改訂された耐震基準に基づいて設計されており、落橋はないということ。そして、震度7を記録した東日本大震災クラスの地震が発生した場合においても、損傷などによる一時的な通行止めなどの可能性はあるものの落橋はないということでした。
しかし、避難場所が橋向こうにある以上、万が一橋梁に損傷があった場合には、避難場所に行くことが困難な方もいることを考えると、避難場所を変える必要があります。つまり、橋を渡らないように高野台エリアへの避難所の設置です。そこで次は、避難場所の変更について問いました。
危機管理課の答弁。災害時には自治体同士が協力、支援を行うことを目的に県内の市町村間で「災害時における千葉県内市町村間の相互応援に関する基本協定」を結んでいるそうです。つまり、他市の白井市や鎌ヶ谷市にも避難できるというもの。高野台には、学校や公民館施設がないので避難施設の設置は難しいですが、橋を渡る必要がなく、近くの白井第三小学校に避難する事ができるということでした。
以上の協定については、多くの市民の方もご存知なかったと思います。避難所までの距離も、八木が谷北小と比べても白井第三小まで約200メートルも距離が近く、橋が通行止めになったとしても橋を渡らず他市に避難ができることは地域の方も安心されることと思いました。もちろん、高野台以外の方も同様になります。今後、こちらの情報を地域のみなさんと共有していきたいと思います。
②二和向台駅前駐輪場の屋上について
二和向台駅前駐輪場の屋上に雨除け用の屋根を設置する考えがないか、市の方針について伺いました。二和向台駅前駐輪場の利用率は、一階、二階は100%に対して屋上は56.1%と著しく利用率が低いのが現状です。放置自転車対策に関する資料として「自転車等の駐車対策に関する総合計画」があります。こちらに書いているのが、放置自転車台数について、市内に駐輪場がある30駅の中で二和向台駅は9番目に多いということ。
その対策と課題として、「既設駐輪場に空きがある」とも書いてあり、屋上の空きが原因の1つのようです。そして、その原因が屋上に屋根が無いからではということ。私も会社員時代に駐輪場の抽選に何回も応募した結果、一階と二階は倍率が高く、いつも屋上ばかりでした。ただ、何と言っても屋根がないですから、わざわざ屋上までいく手間と、雨が降っていれば傘をささなければならない手間を考えると、その辺に停めてしまえばいいやとなっておりました。これらが全ての原因ではありませんが、少なからず原因の一つでもあると考えます。
市は二和向台駅前駐輪場を計画的に改修していくとのことでしたが、その進捗状況。そして、屋上の空きを埋めるには、雨除け用の屋根設置が必要なのではと市の方針を伺いました。
都市整備課の答弁。今年度に改修設計業務委託予算が計上されているので、来年度の工事実施に向け設計を行っていくとのこと。また、各駐輪場の立地や、階層、利便性に応じて料金設定も考えており、新料金による利用者動向を確認させていただきたいとのことでした。なお、屋上への屋根設置を検討する場合には、後付けでの屋根の設置が既設建物に与える影響や、強風などによる影響についても調査する必要があるとのことでした。引き続き、要望して参りたいと思います。
他、詳しくは船橋市議会ホームページの本会議録画放映で確認をすることができますので、合わせてこちらもご覧下さい。