各地で大雨によるアンダーパスの冠水事故が相次ぐ中、国土交通省は9月16日、事前通行規制の対象を全国22か所に拡大すると発表しました。これは、冠水する前に通行止めにして車両の進入を防ぐ規制です。千葉県内の対象は、8月の豪雨で冠水の酷かった国道16号村田町(千葉市中央区)と国道357号千葉市役所前の2か所で、船橋市内は含まれていません。同じ豪雨では、小室町の国道464号も冠水し、全面通行止めとなりました。冠水するのは、国が指定した箇所だけではありません。
豪雨の後、道路冠水や住宅浸水のご相談をいただきました。場所はランドロームの裏、滝不動から三咲方面へ抜ける道路です。周囲より低く水が集まる地形で、地元では冠水する場所として知られ、豪雨時には進入した車が何台も動けなくなりました。
冠水した道路は水の深さが分かりにくく、大丈夫だと思って進入してしまいます。ハザードマップで浸水のおそれがある地域は確認できますが、この道路が今通れるかまでは分かりません。地元の方には知られた場所でも、初めて通る運転手には分からないものです。船橋市内には、アンダーパスに限らず、周辺より低く雨水が集中しやすい道路が多くあります。冠水してから対応するのではなく、あらかじめ危険箇所を把握しておくことで、車両の進入を防ぐことができます。
そこで私は9月8日の船橋市議会の一般質問で、生活道路など冠水しやすい場所を事前に把握ができるマップの作成などを検討すべきではないかと問いました。
市の答弁は、船橋市ハザードマップに表示されているアンダーパス以外にも、谷底地形や窪地を通る生活道路は、大雨時に周囲から雨水が集まるため冠水が発生しやすく、また短時間に水位が上昇する特性がある。
また、今回のような短時間の大雨については、事前の予測が難しく浸水深さが急激に上昇することから、道路冠水状況を現地で正確に把握し、冠水箇所への進入を抑制することも重要と考えている。まずは、現時点において対応可能な道路冠水による被害リスクが高い個所を事前に把握できるようなマップの作成に取り組んでいく。とのことで、今回の質問で、道路冠水を事前に把握できるマップの作成に取り組むとのことでした。
豪雨で冠水した道路は、次の大雨でも同じように冠水します。現在、船橋市が進めている雨水整備計画(咲が丘3、4丁目、大穴南1丁目など)は、令和15年度の完了目標としていますが、それまでの間、被害を最小限に抑えられるよう引き続きの対策をお願いしました。
【追加情報】台風25号に伴う被害等報告(9月24日10時時点)
- 避難指示:9月21日7時28分に警戒レベル4「避難指示」発令、9月22日6時07分に解除
- 避難所開設:最大28施設(公民館21・三山市民センター・小学校6)、避難者最大23世帯39名(帰宅困難者1名を含む)
- 住家被害:6件(床上浸水2件、床下浸水4件)、非住家被害:6件(敷地内浸水)
- 道路被害:16件(陥没14件、損傷2件)、道路冠水:94件
- 市管理河川の溢水:6河川(二和川・大穴川・二俣川・北谷津川・念田川・飯山満川)
- 土砂災害:13件(がけ崩れ7件、のり面崩れ6件)
- 被災車両:14台、倒木:4件
- その他被害:調整池の溢水・損壊、土砂堆積・流出、排水施設損傷、マンホールからの水噴出等
- 累積雨量:393.5mm(9/20〜9/21)、最大時間雨量:37.5mm
- 風速:最大7.1m、瞬間最大16.0m(9/21)
- 災害救助法:9月20日付で適用
※上記は9月24日10時時点の市の集計による暫定値です。今後変動する可能性があります。詳しくは台風25号に伴う被害状況をご覧ください。