市立船橋高校が7月27日、全国高校野球選手権千葉県大会の決勝戦で木更津総合高校に勝利し、15年ぶりとなる6回目の甲子園出場が決まりました。本当におめでとうございます。甲子園での活躍も期待したいと思います。

さて、連日報道されている新型コロナの感染状況ですが、船橋市においても新規感染者数が一日1000人を超える日が続くなど危機的な状況が続いています。その影響で救急車の出動件数も増えており、救急需要が逼迫している状況です。

タイトルの救急搬送困難事案とは、救急隊による医療機関への受け入れ可能かどうかを照会する「照会回数が4回以上」、そして「現場滞在時間30分以上」の事案として、各消防本部から総務省消防庁あてに報告のあったものとしています。すなわち、救急患者の受け入れ先がすぐに決まらない状態のことを言います。

船橋市消防局の救急隊は市内で16台の救急車を運用していますが、新型コロナ感染症の急拡大によって、救急出動件数が7月28日現在、昨年の同時期と比べて3285件増加しています。特に7月18日以降から、一日の出動件数が150件を超える日が続き、16台の救急車全てが出動してしまう場合があり、救急車の到着に時間を要するような状況が続いています。

このように急増する救急需要に対応するため、消防局は臨時的に非常用救急車(救急車が車検等により使用できない期間に備えている予備の救急車)を活用した運用を開始し、8月1日から救急隊を増隊して全17隊体制で市民の命を守るための救急出動を実施しています。

そして各報道のとおり、全国的にも救急需要が増大していることから、救急車を呼ぶかどうか迷った時には救急電話相談センターの利用を呼びかけています。船橋市では左記の専用ダイヤルを設けています。休日や早朝・夕方の当番医療機関などの案内も行なっています。

ふなばし健康ダイヤル24(24時間年中無休 通話無料)
電話番号 0120 2784 37 フナバシ ミナ

救急隊は出動要請があれば軽傷、重症問わず現場へ急行します。もちろん緊急性が高い場合には迷わず救急車を要請してください。しかし、救急車に限りがあることから、重傷者の方を最優先に搬送するためにも、判断に迷った際には迷わずダイヤルしてください。