令和4年第1回定例会が2月15日に開会しました。来年度予算を含む39議案等の審議を行います。私の市政執行方針及び議案に対する質疑は2月25日に行う予定で主な項目は次のとおりです。

振り込め詐欺対策について
これまで市議会議員となってから7年間、振り込め詐欺の撲滅に向けて議会で取り上げてきました。船橋市は人口が多いこと、そして交通の利便がよいことから被害件数が千葉県内でも突出しています。これまで被害件数、被害金額ともに横ばいが続いておりますが、5年間で被害件数は約850件、被害金額は約15億円規模になり、被害市民が大切な資産を奪われ悔しい思いをしています。このように非常に深刻な状態が続いている中で、市民の暮らしを守るためにも、この問題に真剣に向き合うべきだと思います。

そこで改めて市の防犯意識を問いつつ、直近で犯人逮捕にも繋がった事例をあげ、AIの技術を活用した特殊詐欺対策サービスの提案等、今一度、既存の取り組みに加え、新たな防止策の必要性について提言する予定です。

太陽光発電システムについて
太陽光発電システム設置の補助対象が、これまで既存住宅のみでしたが、来年度から新築住宅も含まれます。その上で、2012年の再生エネルギーの固定価格買取制度が開始されて以来、太陽光発電の導入が急速に拡大する一方、太陽光発電で使用する太陽光パネルの寿命は25年から30年とされ、製品の寿命を迎える2040年には、使用済みパネルの放置、不法投棄、有害物質の流出などの大量廃棄問題が懸念されています。国においてはガイドラインの策定や法整備が勧められているほか、各自治体でも条例をはじめ、指導基準やガイドラインを設けるなどの取り組みを始めています。

そこで、市は太陽光パネルの設置に補助金を出す以上、廃棄処分まで責任を持つ必要があり、産廃事業者に適正な廃棄を促す仕組み作りが重要です。廃棄の告知や報告の義務化や、ガイドラインの策定等の規定について提言する予定です。